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写真家として一歩踏みだした君へ

大手広告制作会社を辞めたTくん。

おつかれさまでした

これからも、人のための写真を撮ってください。

自分のための写真なんて死ぬ前に1枚撮れたらいいじゃないですか。

これが僕が見たかった本当の光景だって思えたらこれでいいじゃないでしょうか?

僕はよく外人のモデルさんを撮ります。
しかし彼女のパーソナル、個性は撮っていません。
外人とは日本人にとって匿名性があり、何にでも変換可能な媒体なのです。
ある時は女の子の気持ち、ある時は洋服デザイナーの気持ち、その上のクライアントの人の気持ち。
一見かわいくきれいにみえる写真もモデルさん本人を撮ることは苦手です。
僕が女子を綺麗に撮るのがうまかったなら営業写真館になっていたでしょう。
スクールガールもその応用ですね。
一個人ではなく、種族としてのアイデンティティー。
それは一人を撮ることとは、別の意味がある価値に思えたからです。
自分の苦手を有利に持っていったのです。
決してうまくないのです。

反対にきみは、ぼくができない被写体絵を魅力的に撮ることができます。
それに対して、なんのてらいが必要でしょうか?

コロナや何か大きな事件が自分に重なった時、自分のためだけでなく他人のことまで考えられる性格は
リーダーシップが大きいと感じました。
でもちょっと考えてください。
人は自分が手負いの時、信じられない行動に出てしまう時もあります。
今まで気にしていなかったツケを払ってしまうこともあります。

この時期に大きく学んだきみに新たな可能性を感じます。

自分の良さとは何か?
客観的にそこをつかめた人間は強いと思います。
人が見たら弱点と思われる部分も、セールスポイントになる事があります。

広告制作業務は疲れてしまったかもしれません。
自分が巻き込まれてしまったかもしれません。

人のための写真を撮る人は強いのです。

どんな有名タレントを撮ることよりも尊いことです。
得意な分野を伸ばし、弱点をセールスポイントにしてください。

きみはその今後の鍵である弱点に気がついただけです。
落ち込まないでください。喜んでください。
僕では力になりそうもないですが、仲間として、大事に思っています。


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