板橋‿基之(Motoyuki Itabashi)

映画監督 / 脚本 / ドキュメンタリー / 映画『Bridal, my Song』 …

板橋‿基之(Motoyuki Itabashi)

映画監督 / 脚本 / ドキュメンタリー / 映画『Bridal, my Song』 / サンダンス×NHK2022選出 /『おべんとう』/『くもり ときどき 晴れ』/『ten』/ 他 福島県浪江町の映画制作準備中 / 絵本『ぼくはギザギザ』 / ベーシックシネマ代表

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ハマカルアートプロジェクトの映画

福島県浜通りのアーティスト・イン・レジデンスに映画企画が選ばれました。 https://www.meti.go.jp/information/publicoffer/saitaku/2023/s231013001.html 浪江町の映画を撮ります。 これで予算が確保できましたので、 深夜にバイトしなくてもよくなりましたw 選ばれた映画企画の内容はこちら。 ご興味ある方は有料で。 制作費の足しにさせていただきます。

有料
100
    • 短編映画『ten』

      2021年の作品になります。 東日本大震災から10年目というタイミングで完成させました。 撮影場所は、福島県浪江町。 2020年9月に撮影してから2年が経ちました。 行くたびに景色が変わるこの町で、 その瞬間の景色の記録を残すことが大事なのだと、 この映画を観るたびに思います。 本当は2020年3月11日から撮影を開始したドキュメンタリーを仕上げる予定でしたが、4月からコロナ禍となってしまい取材ができなくなり、急遽この映画を作りました。 男がただ歩いているだけですが。 1

      • 凱旋上映(個人的妄想)TOHOの映画館

        2022年9月30日に映画『Bridal, my Song』が公開されます。 口火を切って公開するのは、TOHOシネマズ日比谷です。 現日本ではトップクラスの劇場ではないでしょうか。 上映が一週間なのか二週間なのかまだ未定ですが、 たとえもし一週間であっても、ここのスクリーンにかかるというのは、 今の日本映画にとってはとても名誉なことかもしれません。たぶん。 そして、この東宝の映画館、さらに日比谷という土地というのは、 私にとってとても大切な場所なのです。 それは大学生

        • 2022.05.13 シナリオコンペ

          毎朝早起きして書いてきた長編映画のシナリオが書き上がりました。 そして、シナリオコンペへの提出も完了しました。 2020年にも同じコンペに提出して最終まで残ったコンペです。 毎年出して名前だけでも覚えてもらおうと(覚えられるのか?) そんな不純な魂胆もあり、真剣に書いてみました。 今回のシナリオは、福島県浪江町が舞台です。 浪江町で暮らす二十歳の女の子と小人の妖精の物語です。 妖精?って聞くとなんか陳腐だなぁと思われるかもですが、 それは日本映画の弱いところでしょうか。

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        • 人と映画
          29本
        • いたばし日和
          80本
        • いたばし育児観察記
          15本
        • いたばし詩集
          5本

        記事

          2022.05.09 GW明けて

          世はゴールデンウィークでした。 前半はゆっくりとした滑り出しで、子どもと砧公園で遊んだり、実家に行ったり、地元の友だちと飲んだり、休みっぽいことをしてみました。 さぁ後半はどうするか? 「海を見させてあげたい」 と素敵なことをカミさんがおっしゃりだすもので、娘2歳が「わ〜」と喜ぶ顔を想像したら、もう私は突き進んでしまうのです。 千葉県の御宿あたりにでも行こうかと計画を立ててました。 そして、月曜日の保育園帰り、娘が一つ咳をしました。 何の咳?と思っていたら、家に帰って

          2022.05.05 菖蒲湯

          正月からnoteを書き始めました。 「毎日書く」と始めたつもりですが、やはりこの性格。 三日坊主ならぬ三日月坊主です。 いやはや情けないものです。 こんな感じで生きてるから、ダメダメなんでしょうね。 さて、気を取り直して、 いま新しく長編映画のシナリオを書いています。 仕事の合間を縫って、書いてます。 子どもを保育園に送ったら仕事ばかりになってしまうので、 毎日朝6時ちょい前から子どもが起きてくるまでの1時間ちょっと、 コツコツと書き続けて ようやく一稿があがりました。 書

          2022.04.20 初号試写

          新作映画の初号試写を行いました。 真っ暗な空間で大きなスクリーンってやっぱり良いですね。 この瞬間のために考え抜いてきたので、 ホッとして気を緩めるとすぐに涙が出てきちゃいます。 技術的な部分の不安は全て解消された気持ちになりました。 が、各部署は思うところあるようです。 やってる時は完璧と思っても、完璧はいつも先にあるものです。 仲間たちは本当のプロフェッショナルなのです。 とても有難いです。 午前中の試写ということで、終わったら各々が仕事へ向かう姿を見て、 少し寂し

          2022.04.14 無限電気自動車

          「電気自動車って充電無くなったら止まっちゃうから心配」 今日はロケハンに行ってきました。 自分の運転で。 運転していると、いつも思うことがあります。 なんで電気自動車って毎回充電が必要なんだろうか? 自分の車はガソリン車なので充電の心配はありませんが、 高速道路を走っていると電気自動車が多くなってきた印象があります。 電気自動車は、運転もしたことないですし、乗った事も無いです。 でも、新しく開発された電気自動車を見ると必ず思ってしまうのです。 無限電気自動車説を。

          2022.04.14 無限電気自動車

          2022.04.12 燃えつき症候群

          考え尽くしたからこそ 考え尽くした底を感じることがある。 そんな時は腑抜けになります。 燃えつき症候群ってやつなんでしょうか。 今までも幾度かありました。 数日間、何もやる気が起きなくなるんですね、本当に。 今まで考えてきたことが完結する安堵感と達成感と虚無感が そうさせるのだと思います。 そんな時の対処法です。 私個人のね。 ・「完成した!」と大泣きします。 ・仲間に「ありがとう」を言い続けて泣きます。 ・昼から飲みます。 ・一人で飲みます。仲間を誘ってはいけません

          2022.04.12 燃えつき症候群

          2022.04.08 理系の思考 つづき

          私は「光」というモノについて、何に不思議と思っているのでしょうか? まず、恐ろしい話をしましょう。 光って地球外生命体なんです! なんていうのは科学的に証明にされていませんので、 信じないでくださいね。 光、というモノについて考えると、私は眠れなくなってしまうのです。 その始まりは、中学生の頃。 ある台風が直撃の日の夜。 吹き荒れる風の音が凄かったので、興味本位で外を眺めてみました。 雨が窓に叩きつけて、木々が揺れて、大荒れでした。 そんな景色をジーッと見ていると、フ

          2022.04.08 理系の思考 つづき

          2022.04.07 理系の思考

          ベランダで植物を育てています。 観葉植物もありますが、実る植物を育てるのが好きです。 食い意地があるんでしょうか、実ると嬉しくなるんです。 この5年ほどやっているのが、「種から育てる」ということです。 スーパーで購入したレモンも種から育て、だいぶ大きくなり、もうすぐ実を付けるんじゃないかと思います。 そして去年はイチゴを植えました。 2021.03.27に市販のイチゴをスライスして土に植えました。 ほったらかしにしておくと、どんどん成長していくんです。 そして丸1年たった

          2022.04.05 新作映画が完成

          新作映画が完成しました。 監督として、初めての長編映画。 初めての受注映画。 とっても良い経験になりました。 2021年の2月から企画が始まり、 プロット、シナリオ、撮影、編集、ダビング、、、 その間にも細かな作業がいっぱいあります。 監督は全部の作業に関わる仕事ではありますが、 作る上での工程では、各部署の信頼できるプロフェッショナルの 仲間たちの能力があってこそです。 そして今日、完成してしまったのです。 完成はとても嬉しいけど、なんだかちょびっと寂しいのです。

          2022.04.05 新作映画が完成

          2022.03.30 ファファモ

          3回目のワクチンを打ってきました。 ファ、ファ、モ。 驚くほど副反応がありません。 腕も痛くないし。 もしかしたら、注射針さして注入していない?って疑いが頭をよぎります 念の為、寝ます。 おやすみなさい。

          2022.03.29 映画のダビング

          映画のダビングが終了しました。 5日間かけて音を作り上げていきました。 あがってきた音楽、整理されたセリフの音、重ねられた効果音、 それぞれのシーンが立体化していきます。 作業を後ろから見ていると、何度も泣きそうになります。 5日間と書きましたが、これより前に 録音部さんはセリフを整音し、 音響効果さんはフォーリーを録り、 作曲家さんは音楽をいくつも作り、 ピクチャーロックをしてから1ヶ月間も 映画と向き合って作業してくれています。 感謝でしかありません。 撮影前は、各

          2022.03.29 映画のダビング

          2022.03.28 音楽の目覚め

          昨日、Ms.OOJAさんの10周年武道館ライブに行ってきました。 OOJAさんとの出会いは「くもり ときどき 晴れ」という映画を作った時に エンディングソングを作っていただいたことです。 それからCDも買うようになり、 プロデューサーさんからライブのお誘いをいただくこともあり 隠れファン、といいますか、好きなのです。 本当に歌声が美しくて、聴き入っちゃうんですね。 武道館でライブを見ていると、ふと考えたのです。 「わたしの音楽の目覚めってなんだろう?」って。 誰も興味無い

          2022.03.28 音楽の目覚め

          短編映画『くもり ときどき 晴れ』

          https://00m.in/MYDpq 2019年の作品になります。 NetFlixでご覧いただけます。 「ndjc 若手映画作家育成プロジェクト コレクション2-37」です。 こちらは文化庁委託事業「ndjc:若手映画作家育成プロジェクト2018」で 制作した映画です。 35mmフィルムで撮影、という大切な体験をさせていただきました。 デジタル収録ですと、 カメラをレック「ヨーイ(カチンコ)スタート」ですが、 フィルム収録ですと、 「ヨーイ」、カメラをレック、回転数

          短編映画『くもり ときどき 晴れ』