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読み聞かせした本(9)『わすれたって、いいんだよ』2023年6月

小学校の図書館司書をしています。
図書の時間に読み聞かせをした本や紹介した本について書いています。

読んだ本

『わすれたって、いいんだよ』 上条さなえ 文 たるしまこ 絵
光村教育図書


選んだ理由

・Yuka先生のnoteで紹介されていて、教室に新聞を置いている5・6年生には『沖縄慰霊の日』の記事と合わせて紹介できると思ったから。
・勤務校には『わすれたって、いいんだよ』はなかったが、市の図書館で借りることができたから。
・絵のタッチや色合いが優しくて、読み聞かせに適していると思ったから。

子どもの反応

・忘れてはならない4つの日は、8月6日、8月9日、8月15日はすぐに子どもたちから出てきたが、6月23日は知らない子が多かった。
・「なんくるないさー」って何やったっけ?、聞いたことある!と言う声があった。
・「ムーチー」を食べてみたいと言っていた。
・『へいわってすてきだね』詩 安里有生 画 長谷川義史 ブロンズ新社も紹介した。こちらもカウンターにおいて置くと、図書の時間に読んでいる子がいた。

読み聞かせた感想

・急に図書の授業が入ったクラスでも読んだが、みんな顔を上げて真剣に聞いていた。
・ムーチーの発音(アクセント)がわからず平板に読んでしまった。
・以前『ヒロシマのいのちの水』のときにも書いたが、忘れてはならない日は4日あるが、そのうち3日は夏休み中。8月6日、9日、15日の前後に読み聞かせをするのは難しい。6月23日の前後で沖縄に関する本の読み聞かせをして、8月へつなげるのがいいと思った。

気づき

・広島や長崎については知っている子も多いけれど、沖縄については知らない子も多い。
・図書の時間だけではなくて、社会や総合の学習とも関連付けられるといい。
・「くーぶいりちー」「ムーチー」「なかみ汁」など知らなかった沖縄の料理が出てきた。食べてみたいなあ。給食で6月に出してもらえないかな。



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