見出し画像

読み聞かせした本(32)『ぼくのいぬはどうしてこんなにかわいいのか』2023年12月

小学校の図書館司書をしています。
図書の時間に読み聞かせをした本や紹介した本について書いています。

読んだ本『ぼくのいぬはどうしてこんなにかわいのか』 しゅん 作  えがしらみちこ 絵 

選んだ理由

・えがしらみちこさんの絵が素敵で、『ぼく』と『チャコ』の表情がなんとも素敵だから。
・小学生の自由研究が元になっているので、子どもの興味を引きそうと思った。
・犬を飼っている子もそうでない子も、共感できると思ったから。

子どもの反応

・「小学2年生」の自由研究が元になっていると紹介すると、驚いていた。
・自分が赤ちゃんの頃のことはあまり覚えていないと思うけれど、家族はよく覚えていると思うから写真などで見せてもらうといいよ、と伝えた。
・『このえほんをよんでくれたかたへ』のところ、自由研究のまとめ〈かんそう〉のところ(『おばあちゃんになって〜』のところ)、はしみじみと聞いていた。

気づき

・えがしらさんの描く『ぼく』と『チャコ』が愛らしくて、どのベージもかわいい。
・赤ちゃんのときの『ぼく』のむっちりとした太ももも、ふっくらしたほっぺも、かわいい。
・ちょっと大きくなった『ぼく』と『チャコ』の並んだ後ろ姿も、『ぼく』のつるんしたかかとも、見つめ合う目線も、寄り添っている姿も、すべてかわいい。
・しゅんくんが『ぼくのいぬはどうしてこんなにかわいいのか』と思うのもわかるし、しゅんくんのご家族が『うちの子たちはどうしてこんなにかわいいんか』と思われているのもわかる。
・『かわいい』の奥に『愛おしい』があって、『心から大切に思う』気持ちもある。
・大人は『ぼく』の成長も想像できるし、『チャコ』が年を重ねる未来もよりリアルに想像できる。だから、余計に心に響くのだと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?