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読み聞かせした本(37)『ちいさなヒッポ』2024年2月

小学校の図書館司書をしています。
図書の時間に読み聞かせをした本や紹介した本について書いています。

読んだ本『ちいさなヒッポ』 マーシャ=ブラウン作・絵 内田莉莎子訳 偕成社

選んだ理由

・先日、おはなし会で紹介してもらった『みんなのベロニカ』を読み聞かせした。ちょっと切ない部分もある話だった。今度はほっこりするカバのお話を読みたいと思った。
・ちょうど図工で版画(紙版画)をしていると聞いたので、版画の絵本に興味を持ってもらえるかもと思ったから。
・絵と違って、版画も魅力的。色使いやグラデーションが素敵。

子どもの反応

・表紙を見せたら「カバだ!」とにこにこしてる。
・「版画の絵本です」と紹介したら。「版画!」と「版画」を今やっているから、口々に反応していた。
・ヒッポがカバのことばを覚えるところで、うまく発音できないところで笑いが起きた。(かわいいなあ〜という感じ)
・ヒッポの子どもらしい好奇心旺盛な感じに共感していた。
・お母さんの大胆な行動にびっくりしつつも、よかった~と喜んでいた。

気づき

・カバのおしりとか、フォルムが愛らしい。天王寺動物園でじーっと眺めたことがあるのを思い出した。
・ヒッポの表情がいい。何回もページを行ったり来たりして確認したくなる。
・わにの目の「金みどりの目」という表現が素敵。金でもなく、緑でもない。わにのギロッとした感じが伝わってくる。
・カバの生態が絵から伝わってくる。
・ピンクとか赤の色が効いていて、絵を眺めていても楽しい。
・最後のお母さんの「おこごと」もユーモラス。


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