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や○ざきさん


最近聞いた都市伝説の話をしましょう・・。

ある雪深い都市

白い結晶が舞い降り、窓明かりだけが点り影絵か一挿画のように見える夜

ドアを叩くかすかな音

「あっ、もしかして や○ざきさん!?」
「しーっ!!ダメよ、のぞいちゃ」

子供が騒ぎ親がたしなめる
あるものは目を閉じ
あるものは耳をふさぎ
あるものは天を仰ぐ
翌朝うしろめたさを感じながらもドアを開けた人々の見たものは
白雪の上に残されたひとすじの靴跡
ブーツ
女。
通りの家々のドアに近づき去っていった跡
何処ともなく消えている
そしてドア前に目を止める
一枚の紙
拾い上げるとその紙には赤紫のシールが貼られている

『や○ざき はるのぱんまつり』

そうして毎年届けられる25点貯まった紙
その都市の家の皿は約8割が ぱんまつり のもので占められているという

曲『0.5点、1点、えぇっと2.5点・・計算しづらいわね。』や○ざきさん

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