ぱぱからもらったくら〜りねっと♪
ー尺八をこわして候(そうろう)ー
「あぁ・・いかがいたしたものか・・ 父上よりいただいた尺八、壊れてしまった。かくなるうえはこの腹かっさばいて詫びいれるしかあるまいか・・。」
「いかがいたした?」
「やっ、これは叔父上 実は・・大好きな尺八 父上よりいただいた尺八・・
とても大事にあつかっておったのに壊れてしまい音が出なくなってしまったのです このうえは切腹をして・・」
「これこれ おだやかではないな ふむふむ で、どの音が?」
「はい 上 と 尺 と 工 の音が出ません やや!?これは・・
凡 と 六 と 五 と 乙 の音も出なくなっている・・
あぁ・・いかがいたそう いかがいたそう・・」
「なるほどな。フフっ・・安心せい。そういう時はこの"おまじない"を唱えよ」
「おまじない?・・ですか?」
「うむ これだ。心して聞くのじゃぞ・・
発・伽羅・魔土!
発・伽羅・魔土!
破悪 破悪 破 破 破~~~っ!
・・・どうじゃ?」
「にわかに信じがたいが・・ おぉ!?直ったでござる!」
「ふむ めでたしめでたし」
江戸時代ではこのようなおとぎ話?があったのですね
曲 『ぱっきゃらまど~ ぱっきゃらまど〜 ぱお ぱお ぱぱぱ~』
クラリネット・ブレイカーズ
※ 工尺譜 古来の音階 ド(上) レ(尺) ミ(工) ファ(凡) ソ(六) ラ(五) シ(乙)
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