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碧空

彼は夢見がちな人だった。

宇宙飛行士に憧れていて、彼と話すといつもその話ばかりだった。

「俺はさ、この地平線の彼方までずーっと飛んでいきたいんだ」
そうやって彼が言った時、

「どこででもいいから君のそばにいたい」
そう口から出かかって
「そっか」と言い直した。

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