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龍が如く次回作予想

散歩で龍が如く8の次回作を予想したので、それを書いてみたいと思います。

私はジャッジアイズから龍が如くにハマって、発売と自分のタイミング的にジャッジシリーズしかプレイしていません。でも、一度もプレイしたことのない桐生ちゃんが一番好きです、もうすぐ死にそうなので、これが最初で最後かもしれないと思うと悲しい。

さて、龍が如く8の後どうするんだろうと思ったことはないでしょうか?7の時も思いましたが、いよいよ桐生ちゃんの引退も、春日の話も書き切って、ヤクザもいなくてどうやって話を繋げるんだろうと。それを夜の公園でぐるぐる回って考えていました。

私はブランディングを勉強しているため、その観点から考えると、まず龍が如くは非常に早いスパンで作品を作っています。ほぼ毎年か、一年開けて。
同じ重厚でシリアスなストーリーを作っている、デスストランディングの小島プロダクションや、ラスアスのノーティードッグ、デトロイトビカムヒューマンのクアンティックドリームでも、最低4、5年ぐらいかかっていて、これは驚異的だと思います。

そして、最近はスピンオフとナンバリングをほぼ交互に制作しています。

「龍が如く4」(2010)
「龍が如くOTE」(2011)
「龍が如く5」(2012)
「龍が如く維新」(2014)
「龍が如く0」(2015)
「龍が如く極」(2016)
「龍が如く6」(2016)
「龍が如く極2」(2017)
「ジャッジアイズ」(2018)
「龍が如く7」(2020)
「ロストジャッジメント」(2021)
「龍が如く維新 極」(2023)

直近ではスピンオフの維新 極と外伝が2023年に、そして2024年にはナンバリングの8が出ますから、同年に追加コンテンツが出るとして、2025年または2026年には、スピンオフが出ることが予想されます。

この場合は順当に考えると極3でしょうか?しかし、8で6から8年引きずってる桐生の幕引きをもうこれ以上ないだろうというぐらい描いた後で、リメイクで普通に復活してたらどうなのだ、と思うところでもあります。3、4、5はリマスター版がすでに出ており、当時のグラフィックも十分綺麗です。
バイオハザードはRE4まで出ていますが、だからといって順当に3、4、5とリメイクしていくとは限りません。バイオハザード4は2005年発売で、ちょうどその頃に龍が如く1&2が発売していて、極1、2でRE4より早くリメイクされていることを考えると、バイオハザード4はグラフィックの技術的にリメイクしてもおかしくはないでしょう。

仮に極3はリメイクしたとしても、龍が如くは5、6のシナリオの評価はネット上においては低めなので、名作をリメイクすることに意義があると考えると、極は3までかもしれません。

なので、龍が如く8が2024年に発売された後、

「龍が如く8」(2024)

予想

「龍が如く極3」(2025または2026)

次に、本題であるその後の龍が如く9ですが、先ほど挙げた、「全部書いてしまったような気がするがどうやって話を広げるんだ」という疑問に関して矛盾を呈すようですが、ストーリーというものはいくらでも広げられるものだと思うので、ナンバリングはこれからも出るでしょう。1でほぼ桐生の身辺を全て書いてしまっても、例えば2、3ではヤクザの抗争に巻き込まれ、元4代目だったという理由で止める責任をいくらでも作ることができます。

しかし、その東城会、近江連合も、7で解散し、ロストジャッジメントでその残党の話、8で第二次解散をやるとしたら、もうヤクザ周りの話は書けないのではないかと思いますよね。

ですが、龍が如くは単にヤクザの話なのでしょうか?ヤクザというのはあくまで要素だと思います。もっというと、本物のヤクザを書いているのではなく、理想のヤクザ、もっというと、ブレイキングダウンみたいな、拳一つで成り上がる、実力を見せるシンプルな強さみたいなことに対する憧れを書いているように思います。ヤクザはあくまでも、裏の会社のビジネスみたいなもので、お金を儲けることが第一主義ですから、そうした精神的なものって、どちらかというとストリート系、格闘家系だと思うので、文脈的にはそこまでアングラではなく、庶民にも親しみやすい点はそこだと思うのです。ヤクザよりも単に不良の方が人数は多いですしね。ブランディングの観点から考えると、龍が如くシリーズはこの約20年間で、ブランドワールドを広げてきました。龍が如くは単純に物珍しいヤクザのゲームと思うかもしれませんが、最初から戦略的に独自のブランディングをしています。

1のキャッチコピーである「ゲームに飽きた大人たちへ」のように、1では、従来のドラクエやマリオのようなヒーロー物語に飽きた大人向けに作られたこと、桐生が「ダークヒーロー」として従来のヒーローとは異なる魅力を持ち、現実の新宿というリアルな世界、ヤクザの抗争を止めるというリアルな設定が、競合ゲームから見事に草分けされていました。

ヤクザものの任侠映画はVシネマなどで1960-1970年代に一大ジャンルとなっていましたが、1991年に施行された「暴対法」など、平成からはヤクザは暴力団と呼ばれ、悪い印象が広まり、ヤクザの人気は鳴りを顰めていたのではないでしょうか。ですから、2004年にいきなりヤクザゲームと言って売り出したとしても、それだけでは興味を持ってもらえなかったでしょう。

そして龍が如くは歳を重ねるにつれ、上質なワインのように、漬け込むごとにどんどん質を深めて言っています。今の龍が如くファンのよくあげる、龍が如くの好きなところとして、踏み込んだ壮大なストーリーは、当初からはそこまで特色ではなかったように思います。個人的にストーリーが映画やドラマのように「さらに」物語のようになったと思うのは、ジャッジアイズで古田剛志さんが脚本に起用してからだと思います。龍が如く0も担当していらっしゃり、0も映画のようなストーリー性がありました。それまでは、どちらかというと普通のゲームの進行的なストーリーでした。

例えば龍が如く3では、沖縄の基地拡大とリゾート開発に、東城会が一枚噛んでいて、その土地に桐生が営む養護施設のあさがおが含まれていて、だから桐生がストーリーに巻き込まれるという形で展開していますが、現実ではあり得るという意味ではストーリーですが、これはどちらかというと桐生がヤクザの抗争に巻き込まれるための文脈という感じで、映画として考えた時の最初から最後までの起承転結のある脚本というより、その場の桐生の判断によって次に進んでいくというような、ライブ感のあるテイストで書かれていたと思います。7のような異人町には異人三という、中華マフィアと韓国マフィアとヤクザの三つ巴の力によって外から攻められないような壁ができているという、「面白さ」はありませんよね。

話が逸れてしまいましたが、龍が如くは、1、2、3まではラスボスを描くためのストーリー、つまり風格のある男同士が戦うのが熱い面白さがあって、4、5、6はその世界観を広げていったシリーズだと思います。ジャッジシリーズではもう少しストーリーに「骨」を入れ、キムタクのHEROを思わせる圧巻のサスペンスドラマで、最後までを見据えてのストーリーのどんでん返しが単純に面白かったです。7ではそこにさらに義理人情の成分を加え、骨組みのある脚本にさらに感動が入り、シナリオはシリーズ一番と囁かれていました。義理人情は任侠道のイメージに当てはまるので、ヤクザを描くゲームとして外れていません。

つまり、ストーリー的なブランディングの発展としては、

ヤクザを主要にしたリアルなストーリー展開(抗争など)
(シリーズ1,2,3,4,5,6)

ヤクザの義理人情、絆、アウトロー性から受け継いだ、泣けるヒューマンドラマ(恋愛、兄弟愛、家族愛など)
(シリーズ1、0、7、外伝、ロストジャッジメント)

に展開していったと考えられます。でも、今展開されている要素は全て、初作に含まれいて、そう考えると1のIP的な発明性はとんでもないですね。

長くなりましたが、9でも、何らかの感動する人間模様を描いたもの、になると思います。これはかなりざっくりしていますが、これが考えるベースになります。

次に考えたいのは、舞台とキャラクターです。シリーズの8では、初のなる海外で、日本人に馴染み深いハワイが選ばれています。大体一作だけでせっかく作った舞台のCGを終わらせることはありませんから、9でもハワイは出てくるのではないでしょうか?特にハワイは異人町の3倍みたいですが、異人町が神室町の3倍なので、神室町の9倍ですよね。そんなにコストをかけて作ったCGを使わないのはもったいありません。

実は龍が如くスタジオはかなり設定やCGを使い回しして制作コストを効率的にしています。例えば、顔のモデリングは年々ポリゴン数が増えて実写のようになっていますが、服の動作は手抜きではないかと思われるところがあります。例えば、スーツを着ているキャラクターが作品の性質上登場しますが、例えば腰を屈めた時、お辞儀をした時、よく気になるのがスーツの上着が腰にのペッと伸びているところなんかが不自然に見えるんですよね。これは、上着とパンツが別々の物理演算で動くことを作っていないからだと思います。上着はキャラの動きに対し、ノリのようにくっついているのです。

2020年の龍が如く7でも、そうした動きが見られます。しかし、2018年発売のデトロイトビカムヒューマンでは、例えばコナーのスーツの上着は、シャツから離れて動いています、つまり、ムービーシーンだけでなく、操作できるモデルで、空いたジャケットの左右が風になびくのです。ただ、デトロイトビカムヒューマンは制作に4年かかっていますから、ほぼ1、2年のスピードでは、細かい物理演算にかける時間がないのかもしれません。

なのでハワイはまた登場するとして、他の街は登場するでしょうか?8の追加コンテンツでは出るとしても、正直神室町、蒼天堀、また異人町ですらも、マンネリ化の傾向を感じます。マップもかなり使いまわしていると思います。普通、オープンワールド、あるいはリニア式ゲームでは、(龍が如くはサブクエやミニゲームも途中でできるので、半々のドアの空いた通勤特快と言いましょうか)、マップがどんどん変わりますよね。ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルドなんかどこまで歩けるんだ、というくらい広いし、全ての壁を登れるし、いけないところがないですよね。しかし、龍が如くでは、前のモデルだろうが、そのまま出しています。ロストジャッジメント(2021)では、2020年の異人町、(発売したのは2020年ですが、作ったのはそれより前ですよね)なので、多少グラフィックが劣るわけですが、そういう荒は気にしないわけです。

でも、これから高グラフィック、シネマ的な体験が求められる中で、そこは無視できなくなってくるのではないでしょうか?8のハワイのNPCは完全に肌の色を変えてちょっと鼻を高くした日本人だとわかりますし、外国人のモデルを雇えなかったのか、と思います。その後発表されたグランドセフトオート6のトレーターを見て、同じようなアメリカのビーチが映っていたのですが、8のトレーラーとその差に技術とコストの差を感じてしまいました。龍が如くは顔のグラには一番人の目線がいくところなので命かけていますが、その他の体の部分はテクスチャー荒いし、髪もシャギシャギでCGっぽいなと思います。でも、そのGTA6の人間にはCGっぽさがもうなかったんですよね。でも、これも制作年数に10年かかっていますから、おそらくシンプルにモデリングにかけた時間と人員と、制作費によるのかな、と思います。

なので、もしかしたら9の舞台はまたハワイかもしれません。ですが、今回初めて海外に踏み切ったことを考えると、違う国が出てくるのではないかと思いました。その最も筆頭に上がるのが、中国と韓国です。今まで、中華マフィアと韓国マフィアはシリーズで散々描かれきました。でも在日であって、意外にも本国では一度もありませんでした。中国と韓国ならば、近くてロケもしやすいですし、コスト削減を効率的に図る意味でも、円安でもいけると思います。もしくは、東南アジアか、ロシアの可能性もあります。

今回8での俳優枠の長谷川博己さん演じるMOZUというドラマは、映画でフィリピンでロケをしているんです。中国、韓国マフィアも書き尽くしているので、違うアジアを選ぶかもしれません。

ロシアを選ぶかもしれないのは、前回が常夏で暑いイメージだったから、雪国を舞台にするかもという理由です。監督の横山さんは、今日本が不景気だからこそ、逆の明るいものが売れるのではないかとサミットで語っていました。つまり、そういうギャップが光るわけです。ハワイの後に氷の国でやったら面白そうですよね。そういうのは5の冴島編で北海道で出てきてはいますが。

難しそうなのはヨーロッパです。米ドルよりもレートが高いですし、遠いし、日本人に馴染み深いですが、コストがかかりすぎる印象です。今マフィアが活躍している国、ぶっちゃけていうと治安の悪い国は、ブラジルやアフガニスタンのある中央アジア、アフリカ大陸などが挙げられますが、アウトローの多いからといって、龍が如くのブランドとは少々離れているようにも思います。

なので、ありそうな舞台としては、

ハワイ
+
中国、韓国などの東アジア

となります。

キャラクターとして、まだやっていなくてやってきそうだと思うのは、白人です。白人が主要キャラに出てきたのは3のウェスカーみたいなCIAだけではないでしょうか?アニメや漫画では白人キャラは死ぬほど出ているので、やってもおかしくはないと思います。もしくはミックス(ハーフ)かもしれませんね。ハーフだとすると名前的にエリック•トミザワがすでにそれにあたるので出てきていますね。メタ的に言えば、春日一番の顔立ちって、南ヨーロッパのラテン系のハーフに見えるんですよね。

もう一つの側面は、主役級の女性キャラの登場です。2の狭山を除いて、龍が如くは男のフィジカルやメンタルの強さを描く上で、女性はどうしても守られる役が多かったと思います。遥や、由美、真由美、マキムラマコトなど。しかし、徐々に戦闘キャラとして、7では向田紗栄子がパーティメンバーとして、2の狭山にもあった男性に守られる側面がなくなり、男性と平等に支え合う仲間として描かれています。また、ロストジャッジメントの追加コンテンツストーリー「海藤正治の事件簿」で、登場する美希子は、非戦闘員でもかなり自立して行動していますよね。精神的な書き方も、女性らしさを強調した典型的な描かれ方ではなく、インディペンデントなキャラクターとして描かれていっているように思います。

これは、時代の流れ的にも合致しています。特に今年公開のバービーでは、フェミニズムを前面に出したストーリーになっていて、日本ではツイフェミなど°揶揄されていますが、欧米ではもう一般的なトピックで、映画のような娯楽コンテンツに、使えるほど”政治的な(議論を呼ぶような)色はなくなっている”と言えます。龍が如くは3の沖縄のように、発売当時の2009年といえば普天間基地の移設がニュースで取り沙汰になっていましたし、暴対法でヤクザの生活が厳しくなったという世の流れに合わせてロスジャや7を書いているので、割とストーリーの発想は時代に即したトピックを扱ってくると思います。

そうなると、"フェミニズム"もとい、女性が解放されインディペンデントに活躍していく話を主軸に持ってくることは、2025,6年当たりならポリコレとすら言われないような、定着したものとして受け入れられていて、”炎上”の心配もなくやってくるのではないでしょうか。それに、男性としての苦労は、桐生さんで散々やっている上に、誰にも助けを求めない(心理的にも身体的にも)のは、破滅を導くと6で結論が出ているので、同じことはしないと思いますし、だからこそ7で春日一番は、仲間を作る、仲間と協力する、頼る、支え合うを大事にしていますよね。

なので、9では、春日一番を主人公にコマンドRPGシステムで、白人の主要キャラ、そして女性のダブル主人公をやってくるかもしれません。

予想
白人の主要キャラ
女性(フェミニズム寄り)

さて、龍が如く9のストーリーとしては、

女性がインディペンデントになって活躍するようなヒューマンドラマになるのではないでしょうか?

そして9の次にはスピンオフを製作してくると思いますが、ここでは新作の外伝を作ってくると思います。なぜなら、ジャッジシリーズは二作目で終了になったからです。そして横山監督になってどんどん新しい試みに挑戦しているスタジオとしては、また新たな新作を持ってくるのではないかと思います。これも、シリーズ初の女性単騎主人公になるのではないかと思います。

キムタク演じる八神は、桐生一馬と立場的に対照的な側面を持つキャラクターです。桐生一馬はヤクザ、身体の力を使って人を守ったり、法を犯したり、裁かれる側ですが、八神隆之は弁護士で、言葉を使って人を守り、法を行使し、裁く側です。しかし、アウトローという意味では同じです。桐生と差別化していく上で、共通点がありながらも、対照的に作る必要があります。

春日一番も桐生と、八神とは違う道で対照的です。桐生一馬は寡黙、昭和的な男性像、脳筋なのに対し、春日一番は、人当たりがよく、令和的な強い男、レスバが強いです。一方、ヤクザであるという点は一致しています。

そうなると、新シリーズの新主人公は、桐生とも共通的で対照的、かつ八神と春日とも異なる方向で、ある必要が生じます。まず、女性である点は新規ですが、アウトロー背景出身でしょう。例えば、ヤクザではなくとも、GTA6のトレーラーで推察できるように、刑務所から釈放された女性が主人公、のように、逮捕歴があるかもしれません。しかし、実際に犯罪者を主人公にはしないようにしているようですので、冴島のように凶悪な殺人犯でも、実は冤罪だったとか、JOJO6の徐倫や、桐生一馬のように、誰かの罪を被っている、というような設定かもしれません。実際シリーズでも、桐生がプレイアブルであるとき、時期設定的には、破門されてヤクザではないタイミングなんですよね。

もしくは、八神要素を持ってきて、すこぶる頭のいいキャラクターかもしれません。あるいは、今までお金のないキャラクターがメインでしたから、富豪刑事のようにお金持ちのキャラクターが主人公かもしれません。しかし、どれも鼻につくような感じではなく、春日の要素を持ってきて、人懐っこい性格かもしれません。

龍が如く極3の後のスピンオフとして、新シリーズを持ってくることが予想されます。それは、

女性が主人公
アウトローな背景
お金持ち?
頭がいい

8より後の作品になればなるほど予想が曖昧になっていきますが、これが当たったらすごいと思います。いずれにせよ、早く8をプレイするためにps5や諸々の機器の購入の準備をしなくては…













参照


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