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コパチンスカヤのヴァイオリンリサイタル

長久手市文化の家へ行きました。
初めて行きました。
リニモのはなみずき駅から徒歩10分ぐらいです。

コパチンスカヤのヴァイオリンリサイタルの看板が出ていました。
コパチンスカヤさんはNHKFMでチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲を聴いて個性的な演奏でおもしろいということで今回の長久手公演を知り、聴きに行きました。

発売と同時に購入したので、前の方の通路側の席が取れました。
正統派の演奏ではなくて自由奔放にアレンジして演奏するということで、クラシック音楽ファンとして非日常の演奏を聴けるのは楽しみです。

シェーンベルク、ベートーヴェン、ウェーベルン、ベートーヴェンの順です。
2人が舞台に入場しました。
驚いたのは舞台で靴を脱いで裸足になってヴァイオリンを演奏しました。足でリズムを取ってジェスチャーも体全体でアスリートのようなヴァイオリン演奏をします。

■シェーンベルク/幻想曲

現代音楽の新ウィーン楽派のシェーンベルクの曲です。今まで特に聴いたことがない曲でしたが、最初の不協和音から心に刻み込まれるような音楽でした。
コパチンスカヤさんの自由奔放な演奏が訴えるものがあって逆に曲の魅力があぶり出されたような演奏でした。
すばらしかったです。

■ベートーヴェン/ヴァイオリンソナタ第7番

本来この曲って厳粛な曲ですが、おもしろくて楽しくて笑いが出そうな演奏でした。
ベートーヴェンが聴いたらどう思うだろう。ニコッとするかな?

ピアニストのアホネンさんが現代音楽寄りの人で、彼のピアノが現代音楽寄りにアレンジされているんですね。
コパチンスカヤの自由奔放な芸風とアホネンのアレンジした演奏がぴったりマッチした別世界のベートーヴェンのヴァイオリンソナタ第7番が聴けました。

正統派の人には苦言が出そうですが、個人的には新しい感覚のベートーヴェンのヴァイオリンソナタ第7番が聴けたのが良かったです。

■ウェーベルン/4つの小品

ウェーベルンも現代音楽の新ウィーン楽派で、シェーンベルクよりもさらに切れ味鋭い音楽です。

現代音楽だとコパチンスカヤ&アホネンの個性がぴったりマッチしてすばらしいウェーベルンの音楽が聴けたという感じでした。

■ベートーヴェン/ヴァイオリンソナタ第9番「クロイツェルソナタ」

驚きはウェーベルンの演奏が終わった後、そのままベートーヴェンのクロイツェルソナタに入りました。つまりウェーベルンの続きがベートーヴェンのクロイツェルソナタということになりますが、またまた個性的なクロイツェルソナタでした。

今回のプログラムを考えたのはピアニストのアホネンの方です。クロイツェルソナタもピアノパートの方にいろいろな仕掛けがあってそれがコパチンスカヤのヴァイオリン演奏にマッチした超個性的なクロイツェルソナタの音楽に表れました。

第3楽章、タランテラのリズムを足踏みしてリズムを取ってヴァイオリン演奏していました。
異次元の楽しいクロイツェルソナタが聴けました。

■アンコール

アンコールは2曲やりましたが、2曲めは作曲家当てクイズになり、聴衆とのコミュニケーションも楽しんでいました。
2曲めの作曲家はリゲティだったみたいです。

■サイン会

サイン会がありました。個人的には3週連続でクラシック音楽演奏家にサインもらいました。
コパチンスカヤさん、フレンドリーな人ですね。

CDを購入してサインもらいました。
コパチンスカヤさん、ヴァイオリンの絵を書いてくれました。アホネンさんにもサインもらいました。

このCD、2回繰り返して聴きましたが、
ヤナーチェクとバルトークはすごくいいです。
ブラームスはすごくおもしろいです。

またコパチンスカヤ&アホネンのデュオでまた聴きたいですね。また名古屋(愛知)に来てください。




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