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#note植物部 初夏の観察日記

前回の続き。

(画像が全然反映されなくてへそ曲げたのは内緒ね)


ブルセラ・ファガロイデス

芽生えの頃
起きてるのを確認してばちこり剪定
右からチョロりと出てきてます
1ヶ月と経たずにご覧の通り
いやぁ良くない?

もはや我が家の御神木かもしれない。
前にも書いたように種から育てて生き残った人。ちょっと胴長だけど、それもまたよし。

やっぱり種から日本の環境で育てたからか、安定感がありますね。
去年は枝がだいぶ徒長したので、今年は枝数も増やして、良い感じに充実させたい。

ビカクシダ リドレイ(紅茶さん産)

ちょっと大きくなりました

#note植物部員の紅茶さんと植物赤ちゃん交換してウチに来た子。え、もう一年経つのか…早いなぁ。

一時期調子が悪くて死にかけながらもうちの環境にも馴染んで生き生きしております。

最初の貯水葉はすぐに枯れて、ちょっと伸びて、むにゃむにゃっと成長して、いつの間にかまた貯水葉ターンに。ちょっと伸びた時に手を付けなかったので少し傾いて成長したせいか、胞子葉が上と下に…まぁゆくゆく更新されるだろう。

この春少し苔増しして、貯水葉が綺麗に貼り付けるように。この成長もライトの効果なのかも?

前から欲しかったリドレイ。
貯水葉のキャベツな感じと、まだ短いお手手みたいな胞子葉がかわいい。上の胞子葉は貯水葉に引っかかってしまっているが、それもご愛嬌(ちゃんと管理しろ)。
リドレイの胞子葉は緩い溝のようになっていて、霧吹きなどをするとその溝に沿って水滴が流れて、葉の付け根を潤すように出来ている。それも確認できてなんだか嬉しい。

チランジア フエゴ クランプ

醒めるような赤

前の話で言ってたライトに反応した予想外の人。
元々赤かったのだけど、そのうちに緑になってしまって、ずーっとそのままだった…のですが、ライトに見事に反応してこんなに鮮やかな赤色に。チランジアはこういうのがあるから良いよねぇ。霧吹きをして濡れた赤もまた良し。フエゴは噴火とかって意味だったっけ?

この子はクランプってことで群生してます。本当は外して育てた方が早く大きくなるようなのですが、私は群生のまま育てたい人。群生とか、集合体とかにトキメキを感じてしまうタイプなのです。

アガベ ソーラーエクリプス

良い感じの斑だねぇ

実は一番持ってるのはアガベだと思います。
でもあんまり鋸歯(葉の縁のトゲトゲ)とか、ゴリゴリした感じは好きじゃなくて、サラッとした感じ(要言語化)のが好きだったりする。

あと斑入りなんかも惹かれるのだけれど、斑入り(葉の真ん中の色が変わってる部分のこと)は高い。高いのはなんか悔しい(貧乏性)。

そんな中、この子たちは比較的安価で、ご覧の通り群生。しかもそれぞれにきちんと斑が入っている。一時、日照が足りずに斑が消えかけたが、ライト照射で取り戻した感がある。

そもそもソーラーエクリプスって季節斑って言われてた気がするけど、日光をちゃんと当てるとそうでもないのか。

余談 血の話

色んな植物育てて改めて思うけど、やっぱり血統ってあるんだと思う。名前や品種よりも、その子の持ってるポテンシャルみたいなもの。

「この品種は一般的に〜」はやっぱり一般論でしかなくて、名前に誤魔化されてはいけないなぁと思う。良くも悪くもね。

人間もそうだよなーって思うし、翻って自分に思う。もちろん環境とか、別の要因も影響してることは間違いないけど、血の争えなさはどこまでもついてくる。歳を取れば取るほどまざまざと。

生物学的要因が弾を込め、
心理的要因が狙いを定め、
社会が引き金を引く。

ドラマ『クリミナル・マインド』より

ってジェイソン・ギデオンが言ってたし。

植物に戻すけど、当然なことながら名前や品種名に引っ張られず、植物の在り方に目を向けたいし、自分の中のフィーリングとか、直感とかも大事にしたいよね。(とか言って欲しい品種を探してたりもする)

アジアンタム フラグランス

わしゃー
下からのライトも良い感じ

何てことないアジアンタム。涼しげで可愛いよね。
ただそこそこの湿り気とほんのりの光を求めてくるタイプで、綺麗に育てるのって結構難しい。ただ、綺麗にこだわらなければ意外と死なない(と思っている)。

実はこの子は見切れ品で100円まで叩かれていた。良く見ると茶色く枯れかけたような葉っぱが見えるが、当時はこれしかなかった。ただ、根本を見ると新芽がいくつか見えたので「これはいける」と思って育てたところご覧の通り。

サーキュレーターでわさわさ揺れる可愛さは何とも言えないね。(ただあんまり直風当てすぎると乾きすぎちゃうので、霧吹き必須)

ハオルチア オブツーサ

ちょもりん
購入当時 2021.02

何のことはないオブツーサ。私のハオルチアデビューの子。
初めて会った時の感動は今でも忘れない。世の中にこんな植物があるのかと感動したし、窓辺で太陽の光を捉えた姿を見た時、思わず息が漏れた。美しいものを見た時にため息をつくとはこういうことかと。

まるで自身が発光しているかのような

そんなオブツーサも植え替えをして、群生化が進みに進みモリモリになっていたのだが…今はご覧の通り。

やはり徒長と、水やりを誤って見事に内側が腐ってしまった。急いで群生を分解して、腐りを除いて、何とか延命を…と思ったけど、腐りの進みは早くて、全滅。

ただ、私も無意識で何かを察したのか、分解したうちの一つだけベランダに放置していたのだ。腐りは湿度やカビから来るので、冬場の外なら乾燥しているので悪化は防げる。
一方で、腐りに加えて冬の植え替えでダメージを負った子株が冬の冷気でやられる可能性も否めない。

そんなギャンブルの結果、生き残ったのは外管理の子で、この子だけだったと。やっぱり多少冷たく育てた方が、変に愛情捏ねくり回すよりも良いんだなと再確認させられました。

一枚目を見てもらうと分かるけど、真ん中は詰まって短く、周りは伸びてる。これがまさに徒長。大きくなってるから良いかというとそういう訳でもない。ニンゲンも一緒だ。

ケラリア・ピグマエア 播種

プチプチ双葉

今年の種蒔きはこの子たちです。
6粒撒いて全部芽が出て、本当に嬉しいし、このもどかしさと喜びが園芸の楽しみだったよねぇと思い出しました。感覚戻すのに一年かかったよ。

血の話で触れたように、ケラリア・ピグマエアは個体によってかなり異なると思ってて、特に葉の形が全然違う。丸い多肉質のものから、扁平な感じのものまでグラデーションがある。その可愛らしい葉と、ゴツゴツの塊根とのギャップがたまらない。

日本での生育は時間がかかるし、死にやすい子たちなのだけどなんとか大きくしたい。この子達は株によって雌雄が異なるから単体で受粉は難しい。この6つの中でどれが雄か、雌かもわからない。そんな楽しみもたたえている。(とか言って全部枯らしたらどうしよう…と戦々恐々なのであった。)

とりあえずこの双葉、可愛すぎませんか?
左列真ん中が生育が遅くて末っ子。まだ種の殻が引っかかってるのもかわいいね。他と比べて一回り小さいのだけど、一番白肌で、意外と葉に厚みはあるので何気に期待している。

おわりに

ということで気がついたら立夏も過ぎて初夏です。連休も明けてうんざりな日常が続きますが、ミドリを愛でながらやり過ごしましょう。



【あとがき】
ほぼ一年ぶりの植物観察でしたね。やっぱり愛が溢れちゃうよね。よし、やっぱり棚の一番下にライトを付けよう!
ということで#note植物部、絶賛募集中です。別にやることは何もないです。植物を愛でるだけです。数は関係ありません。大切なことはね…

『愛じゃよ』 アルバス・ダンブルドア

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