AIの活用

自然科学の世界では殆どの場合真理は一つですが、人文学・社会科学の世界では真理は複数ある場合が多いですね。

医学・工学・化学などの分野ではA Iの活用は大きなベネフィットをもたらすし、混乱も少ないと考えますが、哲学・宗教の分野では何が真理であるか答えは色々分かれることが多いでしょう。

一例を挙げればイスラム教国で開発したA Iとキリスト教国で開発したA Iでは女性の社会における役割を尋ねた場合には提示する答えは大いに異なってくると推測されます。

又、A Iが武器に使われる場合に大きな問題が起こり得るのでは。“何を敵とみなすか”“市民は攻撃対象とならないか?”“市民と軍人はどのように区別するのか”“市民と軍人の区別がつかない時に攻撃をするのかしないのか”等々。

自然科学の世界では大いにA Iを活用することを推奨しますが、その他の分野ではその活用には色々な配慮が必要であり懸念が残るように思えます。又、子供のA I使用は考える力の発育を妨げる可能性があるので注意が必要でしょう。