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江之島

 甲辰の年もかなり過ぎてしまっている。今年も新緑の季節に、ロマンスカーで江の島へ詣でてきた。写真の向こうに富士山がうっすら見えている事に気づいた。葛飾北斎の浮世絵のようだ。
 こんな波打ち際まで歩く事が可能だったという事は曇り空でもまぁまぁ穏やかな空模様だった1日だったのだろう。岩屋洞窟も入ることができた。
 江の島でいつも神力を感じ入るのは、中津宮だ。
中津宮が三女神のうちどの神柱を祀っているのかというと、市杵島姫様という事になっている。
 朱塗りの立派な神殿いつも列に並んでいて恐れ多いので、本殿をまた今年も撮ってないことに気づいた。追憶は写真より味わい深い。
 海を見晴らすというより海を温かい眼差しで陰から見守っているという方が相応しい。木々に隠れた江の島中腹の、いい場所にある。しんと鎭まっているというか、鎮座しているというべき安定感が備わっている。外からは江の島の中は見えないところがミステリアスだ。
 お参りした人しか中は見えないところに、巡り終えた後特別な秘密基地に行ってきたようなプレミアム感がある。
 最近みはる天狗さんのユーチューブ動画から神社や気の領域についての新しい知識を仕入れている。
 天狗さん曰く地球を現在治めている三女神のうち、市杵島姫様は生命圏を担当する女神様で愛の神様だと言うことです。
 愛と生命って2つとも大事な概念のように思いますが市杵島姫を意識する事によって改めて現実世界に浮上してくる側面があります。忙しい日常では生命や愛などの抽象度が高い事柄について十分に思い至っているとは言えない日のほうが多いです。
 このように自宅や世間から離れて宇宙的なテーマと繋がりに行くことは、愛と生命が織りなす、豊かな大輪の花火のような美しい世界に繋がる導火線を太くするような行為だともいえます。
 分断と孤独があったとしても豊かな山の木々に囲まれて鎮守の森と繋がる時間を持つことで、元気付けられます。
 気枯れが穢れに繋がるとされる神道では、直立した木に降ろされた宇宙エネルギーを参拝で、取り入れる事で元気になってまた地球で努力し続ける事ができるという言霊的な意味があるそうです。
 みはる天狗曰く生まれた場所ではなく今住んでいる場所の管轄する神社が産土神といえる最高の自分を導いてくれる担任の神様であるらしいです。
 産土神がどんなに栄えていなくて小さくても、一番高格だとみはる天狗さんは言っていました。
 始め信じてなかったんですが近年神社に行き過ぎて義務的になっている割にはご利益ないなぁと思っていたので改善したいなと思っていたところだったので、産土神にお取次ぎいただくことにしました。

 出雲大社と伊勢神宮は参るのに二十一日産土神に続けてお参りして、参拝の旨を予約しなければいけませんそうですが、それも天狗さんから聞いた初耳の、驚きの事実と言えます。もし本当だったら、あまり気にかけてもらっていなかったかもしれません。
 しかし参拝すると決めた日からその神社と見えない世界でつながっていると言われて いますし自分で高次元と繋がる技を持っている人はちょっと違うような気もします。私のような凡人は受付を通すのがいいのかもしれません。
 江の島神社などへひょいひょいと毎度行っている私は、ちょっと反省し、産土神にいつ行くか何のために行くかを、お届けしてから、産土神より格下の神様の元へ行くのかと言うことを、お取次してただいてから赴くことも念の為しています。
 最近は何処へでも行き過ぎるのを控えて、産土神にほぼ毎日お参りする事を日課にしている私です。
 しかし雨や体調不良で途絶える日もあります。二十一日お願いに行くとか無理なのでにこの2社は産土神に失礼無く行ける日は遠いです。
 しかし交通費と労力は節約しています。
徒歩5分ですから。
 愛と生命力に欠乏しかかったら江の島神社の特に中津宮に訪れてみてください。女神がお祀りされているとは思えない力強いけれど静かな印象です。境内は足の下の地面の方まで底力を感じます。江の島は岩が多くゴツゴツしていて、結構丈夫なのかなとおもいます。文字通り全ての生命に対するおおきな尊厳に包まれている感覚が有って自分を大切にする心が養われるので好きですね。
 
 
 
 
 

 

 
 
 


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