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\ 血管の長さは地球3周分 /



「人体には、およそ12万5000
キロメートル分の血管が
走っている。端から端まで
つなげたら、地球を3周できる程の長さだ。

これらの血管すべてによって、
体内にある無数の細胞に充分な
栄養素と酸素が届けられ続ける。

もし全身の血行が良好なら、
栄養素と酸素が必要な部位に
必要なだけ届くため、
身体は問題なく機能するはずだ。

脳はよく働き、筋肉や腸、心臓、
肝臓なども同じように十全に
働くだろう。」

(ヴィム・ホフ 著『ICEMAN
 病気にならない体のつくりかた』)

 この地球3周分の血管を
いかにスムーズに流していくのか、
それが本書の目的になります。

kindle評論家のやまと申します。

皆さん、自分の血管を伸ばすと
地球3周分になるって、
驚きじゃないですか?

そんな人体全体の重要な役割を
している心臓。そして、
第2の心臓と呼ばれる
『ふくらばぎ』。

今回は、『ふくらはぎ』が
【第2の心臓】と呼ばれる
ゆえんについて、深掘りして
いきたいと思います。



たとえば、東洋医学の中国
伝統医学。

「現在の中国で『中医学』と呼ば
れる基本的な伝統医学では、
『気・血・津液』という要素が、
バランスよく体内を巡っている
状態によって、健康が保たれると
考えます。」 

( 中略 )

「要するに、健康とは、気・血・
津液のバランスがよくしっかり
流れていること。逆にどこかで
止まってしまうと、そこに
病気が発生すると考えるのです。」



(小池弘人 著『医者と薬を遠ざける【ふくらはぎ】習慣』)



地球3周分の血管を体内に
しっかりと流している部位、
それが本書のメインテーマ
『ふくらはぎ』なのです。
 
人体の血液の70%は下半身に
集まっています。
心臓から送り出された血液は、
下半身へと流れ、『ふくらはぎ』を中心とした筋肉によって、再び
心臓へと戻されます。

では、『第2の心臓』と呼ばれる
『ふくらはぎ』はどのような働きを
するのか、医師で医学博士でもある
小池弘人さんの解説に耳を傾けて
みましょう。



「なぜ、ふくらはぎが『第2の
心臓』と呼ばれるのでしょうか。
改めて、簡単に説明をして
いきましょう。

皆さんご存知のとおり、血液は
心臓から全身に向かって送り
出されています。

もう少し詳しく言えば、動脈を
流れる血液によって、酸素や
栄養分が一つひとつの細胞に
届けられる。

そして、全身に酸素や栄養分を
供給した後の血液は、静脈を
通じて再び心臓に戻って
くるのです。

心臓→全身への原動力は、心臓の
ポンプ作用によるところが大きい
です。では、全身→心臓への
原動力は何だと思いますか?

そう、心臓の働きとともに、
ポンプの役割を担っているのが、
全身の筋肉の収縮なのです。

特に下半身に行けば行くほど、
重量に逆らう必要があるので、
心臓まで血液を戻すのは大変
です。

こうした人体の働きにおいて、
大事な任務を果たしているのが、
ふくらはぎをはじめとする足の
筋肉というわけです。

なかでも、ふくらはぎは身体の
下部に位置し、心臓から遠く、
かつ筋肉も豊富。

つまり、静脈血を心臓に戻す
原動力となる『大きなポンプ』。
だから、非常に重要なんです。

私たち人間は二足歩行ですから、
四足歩行の動物に比べると、
その重要性はさらに高まります。

『第2の心臓』と呼ばれるのも
うなずけるでしょう。

体内の生命活動がきちんと行われる
ためには、全身の一つひとつの
細胞が、しっかり機能することが
大前提。健康の基本中の基本と
いっても過言ではありません。

そのためには、血液を通じて、
全身に必要な酸素と栄養分を
届けて、老廃物しっかり回収して
体外に排出するー

こうした血液循環が、いかに
スムーズに行われているか。
この一点が大事なポイントに
なってきます。」

(小池弘人 著『医者と薬を遠ざける【ふくらはぎ】習慣』)

本書では、『ふくらはぎ』を
徹底的に活性化する方法を
紹介していきたいと思います。



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