10月17日(土):いつ眠ってもいいな。

お昼前に起きて身支度をし、家を出た。きのうの夜から何も食べてないことに気がついたけど、いったん、まあいいやとなる空腹ぐあいだったので、そのまま電車に乗った。

8月末から、漢方薬局に通っていて、漢方薬を取りにいく日なのだ。保険適応外なので安くはないのだけど、飲み始めてから体の調子がいいので続いてる。薬局でいつも通り問診をして、「ようやく胃が調子よくなってきたね」と言われた。それまで胃の調子がよくなかったことにも驚きを隠せないが、お腹がすかなかったり、胃もたれを頻繁に起こしたり、食べるとたまに吐いたり、たしかに、振り返ると胃が弱っていた。
胃が整ったことで、漢方もすこし内容が変わることになって、次は、むくみや不眠へのアプローチになっていくんだそうだ。それにしても漢方薬局で会う先生は魔女みたいな人で、つぎつぎに症状を言い当ててくるのですごい。
「病院は苦手だけど、薬局なら怖くないかもしれない」、と病院勤務する医者の友人にLINEを送った。返事は、まだない。
問診中に出してくれたお茶が、”ぽかぽか茶”というかわいい名前で、かわいいなと思いながら、ごくごく飲んだ。

薬局から、薬をお気に一度家に帰って、遅すぎる朝昼ご飯をすこし食べ、漢方ももちろん飲んだ。新しい漢方薬はちょっと苦味が強くて、おいしくない。前の漢方薬は、シナモンの味がしたから、ちょっとお菓子みたいだったから余計そう思う。

家をでて、美容院へ。とにかくさっぱりしたい、といつもお願いしているお姉さんに伝え、あとはお任せした。前髪が想像以上に伸びていて、お姉さんがびっくりしていた。わたしも驚いた。髪はもちろん、爪もそうだが、意思がない部分がニョキニョキそだっていると、「なるほど、生きている!」と珍妙な感動を覚える。漫画を読んでいるうちに綺麗に仕上げてもらえて、よかった。

夜に飲む約束があったのだけど、時間がすこしあったので、そのままロフトで来年の手帳にまつわるあれこれを買ったら、友人に腕を掴まれた。びっくりした。びっくりついでに怒ったみたいに「君は、いつもそう!!」と言ったら、本人はケラケラ笑っていた。1杯だけコーヒー飲もうよ、と言われて、そのまま雨がふる渋谷のスクランブル交差点を見下ろしながら飲んだ。お腹がすいたので、ケーキも半分こして食べた。店内が暖かくて、コーヒーも美味しくて、どんどん眠たくなって、もう、いつ眠ってもいいな、というぐらい気持ち良くなって、実際ちょっと寝た。

約束の時間10分前に、飲む人たちのグループラインがブーヴーいって、ではそろそろ、と別れた。飲みに行って、大概楽しく飲んで、からビジネスホテルに突っ込まれて寝た、ところで土曜の記憶はおしまい。いつ眠ってもいいな、と思ったけど、その日にビジネスホテルで寝るとは思ってなかった。

最後まで読んでくださりありがとうございました。スキです。