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選挙結果振り返り(2022 10/9・16投票)


 10/16に投票が行われた選挙について、本来でしたら記事で紹介すべきところを心身不調のためツイキャスの配信のみで紹介としました。 また、

 10/9投票の選挙(豊見城市長選挙のみ)について振り返り記事を書いていなかったので、今週は二種まとめて振り返りとさせてください。

※基本的に、無投票で決まった選挙は除きます。 ご了承下さい。


 まずは、10/16投票の選挙から。


◆10/16投票分

◎福島県・浅川町長選

 2期目を目指す現職が市議を4期務めた新人候補を破り当選。 市議選で常に上位当選していた円谷候補は、その後援会を生かした組織戦を展開しましたが、2期目の公約として学校の建て替えと役場の移転による町中心部活性化を掲げた江田候補に敗れました。


◎東京都・八丈町議選(定員12/15名)

 8年ぶりの選挙は新人4名、現職8名(うち、自民1、公明2)が当選。 前回無投票ながら小池百合子政経塾第1期塾生党員の女性は、なんと最下位落選となりました。


◎富山県・黒部市議選(定数17/18名)

 “定数プラス1” という選挙の場合、誰が落ちるか分からない接戦の場合と、ポスターや選挙公報を見れば大体分かる場合がありますが、コチラは公報(PDF)を見ると、唯一「手書き」の方がいて、案の定、その方が断トツで落選しました。 手を抜く人はやはり見抜かれてしまうのです。


◎京都府・大山崎町長選

 2014年の町長選で初当選した山本候補は2018年に現職の前川候補に敗れ落選。 今回は4年前と同じ顔ぶれで山本候補は自民・公明・国民民主の推薦をもらったそうですが、それでも敗れました。 いくら “現職の2期目” の選挙は強いとしても、自公国の推薦を受けた候補が大差で敗れるというのは、統一教会問題が影響しているといえるのかもしれませんし、山本候補がどれだけ嫌われているかという話なのかもしれません。

◎京都府・大山崎町議選(定数12/15名)

 共産党が現有4議席を守り、しかも1-2フィニッシュです。 さすが京都! 他、自民が2→3議席にアップ。 公明は現有1議席を守りました。


◎兵庫県・川西市長選

 市議→県議を経て市長2期目を目指す越田候補が市議1期途中で市長選に挑んだ山下候補を破りました。
 しかし両候補とも40代と若いのが羨ましくもありますが、一方で越田市長が既に県議を経験済みで、国政に挑まない限り市長を続けるものと思われ、多選にならないかと心配です。

◎兵庫県・川西市議選(定数24/32名)

 落選が8名出るという大激戦となった市議選は、立憲1(前回無所属だった候補を公認)、共産3、公明5の現有議席を守る一方、維新が2→4と倍増し、参政党も神谷宗幣参院議員が川西入りした効果が出て、当選。 そして、元職のN党(7月の参院選に立候補するために辞職)は落選となりました。
 維新が前回2勝2敗が4名全勝。 それと対照的に立憲は公認1名が最下位当選のギリギリっぷりです。 これが地方における立憲と維新の “組織力” の差と見て良いかと、、、


◎熊本県・宇土市議選(定数18/19名)

 こちらも “定数プラス1” の選挙。 公明・共産がそれぞれ現有1議席を守りました。 そして、黒部市議選同様、選挙公報(PDF)を見てみると、手書きではないもののタダの箇条書きで冴えないレイアウトの候補が1名いて、その候補が落選しています。 こうやって公報を見るだけで候補者の資質や強さが分かるので、皆様もポスティングされましたら直ぐに捨てず、一読するコトをオススメします。


◎宮崎県・日之影町議選(定数8/11名)

 全員無所属候補のため党勢は分かりませんが、昨年11月に行われた日之影町議補選に立候補した2名が再度立候補した結果、補選で敗れた候補が今回当選。 逆に補選で当選した候補が今回落選となっています。 こういうコトがあるので、補選までチェックすると選挙の味わいが更に深くなってくるのです。


◆10/9投票分

◎沖縄県・豊見城市長選挙

 現職で2期目を目指す、オール沖縄が支援する山川候補が敗れ、市議3期途中で市長選に挑んだ、自公推薦の徳元候補が初当選しました。

 一か月前に行われた沖縄県知事選でオール沖縄の玉城デニー氏が圧勝した流れから見ると意外な結果に見えます。

 が、しかし、沖縄出身で四半世紀前まで沖縄で生きていた私から言わせていただくならば、沖縄県民は党派性にこだわらず、投票行動を変えていくコトで “バランス” を取っていく傾向があります。 それが、そうやって政界に首根っこ捕まれないようにする、処世術だったりするのです。
 そして、県政の争点と市政の争点は、別。 なので、豊見城市民は市民生活をベースに投票先を決めた結果が、徳元候補だというコトなのでしょう。

 ただ、報道によると、

 山川市長による市職員へのパワハラが有ったと報じられており、山川市長は否定していたものの選挙戦が進むにつれ影響が大きくなり、

 それが敗因だと山川陣営は見ているようです。

 さて、今週は那覇市長選が行われます。 オール沖縄陣営では、この豊見城市長選と似たようなコトが起こっており、どういう影響が出るのか注目されます。


 以上となります。 当選された皆様、おめでとうございます。 それぞれの地域住民のチカラになれるよう、頑張って下さい。




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