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2023年6月の出来事

5月に「ガーディアンズオブギャラクシーvol.3」「それでも私は生きていく」の2本だけシアターで観て、6月はもっとシアターに行けたらいいなと思っていたのですが、一度も行かれず。ひと月のあいだ一度も映画館で映画を観ないなんて、いつぶりだろうと、思わず人生をふりかえりました。
理由は、新型コロナにかかったからです。5類に移行してからの感染で、2類の頃に感染した人たちから聞いていた対応と違ったので、備忘録として書きとめておこうと思いました。
自覚症状が出た日を発症0日とします。

0日目
それは土曜の夜でした。友人と食事に行ったインドレストランでクーラーの冷風が直撃で、とてつもなく寒かった。帰宅して、湯舟に浸かって寝る支度をしていた頃までは、全くの健康体でした。夜11時頃、ふと寒気を感じ、体温を測ったら38.5。「あのレストランの冷房で風邪をひいてしまった!」と、常備してある「麻黄湯」を服用。
深夜、寒気と熱がひかないので、熱を下げようとロキソニンを服用。一緒に食事した友人は無症状。

1日目
日曜日、朝10時、37.9。
寒気に関節痛も加わる。東京都発熱センターへ電話すると、すぐに電話はとりつがれるが、「かかりつけ医に相談を」としか言わないので、「かかりつけ医はおりません」と返すと、「ええ、かかりつけ医がいないんですかあ」と。
(心の声:かかりつけ医がいない人なんて五万といると思うけれど?)
「病院はHPで自分で探してください」「病院は行く前に必ず電話を」「ウィルスについては自分で検査キットを買って検査して陽性なら病院に行ってください」「検査キットは厚労省(?)から承認されたものを使ってください」。これで発熱センターの対応は終わり。
(心の声:このセンター、税金使って、本当に必要?)
11時、38.4。
日曜日に開いている病院が近場にないのは分かっていることなので、商店街の薬局を3軒まわるが、どこにも「検査キット」は扱っておらず。風邪薬と頭痛薬と経口補水液を買って帰る。
近くに住んでいる元上司が買い置きしていた抗原検査キットを持ってきて、ポストに入れてくれる。検査結果は陰性。
16時、38.6。
結果として、この日の夜が一番しんどかった。
23時、39.1。
氷枕を持っておらず、濡れタオルを冷凍庫で凍らして頭に巻いてしのぐ。

2日目
月曜日、6時、38.8。
病院の診療開始時間を待って、電話。
「土曜の夜から発熱があるのですが」と言うと、応対された方が「発熱外来は終了しました。ほかの病気と同じように病院にお越しいただけますし、電話予約は不要です」と。
(心の声:え、そうなの!)
病院。看護師による体温測定は37.6。寒気と関節痛。
一般の待合ではなく、少し離れた個別ブースに通される。フェイスシールドを装着した医師がやってきて、「新型コロナとインフルエンザの検査を希望しますか」と尋ねられ、お願いする。検査後、待つこと20分、再びフェイスシールド装着の医師登場。
「新型コロナ陽性、インフルエンザAB陰性でした。薬は解熱剤を出します。咳止めも欲しいですか」
(心の声:え……コロナ陽性なの!)
「咳止めもお願いします」と答えたが、あとで思えば喉の痛みを抑えるトローチも出してもらえばよかった。5類なので、検査代は自腹。
帰宅して、解熱剤として出されたカロナールを服用。
16時、37.1。
20時、37.2。
このあと、急激に喉が痛くなる。

検査キットで陰性でも病院で陽性になることは、よくあることらしく、病院で個別ブースで隣だった女性は「コロナは自分で検査して陰性だったからインフルエンザだけ検査を」と言ったところ、「検査キットは鼻の奥のほうまで深く入れないと結果が正確に出ない。まだコロナの可能性もなくなっていないと思って行動してください」と医師は伝えていました。

3日目
5時、37.7。
喉が痛い。家にあった龍角散でしのぐ。
12時、37.3。
薬が効いてきたかな? と洗濯なんかしだすと、また熱が上がる。
そう、カロナールは解熱剤で、抗生物質ではない。コロナにはまだ特効薬がないということ。
18時、38.1。
熱、咳、喉の痛み、鼻水。

4日目
6時、37.5
8時、37.2
11時、36.3
18時、36.6

5日目
6時、36.7
10時、36.6
12時、36.8
16時、36.8
20時、36.9

6日目
8時、36.6
10時、36.7
20時、36.5

7日目
36.5

結果として、日曜日が最高の発熱、悪寒、関節痛でした。病院のやっていないときにかぎって病気になる、です。
そして、わたしの経験からすると、センターでマニュアルを読む感じでアナウンスされる検査キットの購入は、不要でした。病院に行けば検査できるからです。発熱したら、すぐ病院直行。これでいいみたいです。

のちに知ったのですが、発症2日前に会食をした人の中に保菌者がいたようです。わたしはその人の向かいの席でした。テーブルにパーティションはありませんでした。
一緒にインドレストランで食事をした友人やレストランの従業員に移していなかったので、ほっとしました。
熱や咳は薬でだんだんおさまりましたが、その後しばらくはなにを食べてもしょっぱさしか感じず、このまま何を食べても美味しくなくなったらどうしようと考えました。もうすぐひと月経ちますが、いまも咽喉の奥に痰がからんでいるような不快があります。
この3年、マスク、手洗い、消毒、うがい、どこでもタッチペン、また手洗い、消毒、マスクと、ずっと気をつけてきたつもりでしたが、思わぬところで、とうとう感染。本当にある日突然に、でした。
読んでくださったみなさま、どうぞお気をつけください。