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Suica落として、東京駅RPG

はい、今日はタイトルにある通り、Suica落としたよって話です。
そんでもってRPG(ロールプレイングゲーム)みたいになったよって話です。
お付き合いいただけると幸いです。

先日いつものように職場最寄り駅の改札を抜けて帰ろうとしたところ、ガコっと引っ掛かりました。
「あれ、チャージしてあったはずだけどなあ」
と、スマホとSuicaを一緒にしているケースを見ると、Suicaがない。。。
「うわあ、どこかで落としたんだ」とプチパニックになりました。

ほんとはそこでパニックにならず落ち着いて近くを探していたら違う結果になっていたのだけど、早く家に帰りたかったこともあり、切符を買ってスタコラ帰りました。
どうせ職場で落としたんだろう、と。

で、職場の心当たりの場所を次出社日に探したのだけど見つからず。
警備のおじさんにきいても届いてないとのこと。
むう。

まあSuicaをなくした日に自宅最寄り駅のみどりの窓口で停止の手続きをし、翌日には新しいSuicaを再発行(残っていたチャージは悪用されていなかった)していたので、まあ見つからなくても実害はないのだけど、昔のSuicaなので個人情報がばっちり記載されている。(新しいSuicaは名前のみでした。イエイ)
この昨今、それはなんか気持ち悪い。

もしやと思い職場最寄り駅の駅員さんに尋ねたところ、それらしきものが東京駅の忘れ物係にあると。
要は、駅で落としていたらしいです。
あの時パニックにならず落ち着いて探していたら、きっとすぐそばに落ちていたのだと思います。はあ。
とはいうものの、時は巻き戻せず。

さらに2、3日後には落としたSuicaは警察に移送されるといわれる。
まあ警察にいくならと一瞬安心したのだけど、今時どんな警官がいるとも限らない。
落し物のSuicaをコレクションして名前でしりとりをしている奴がいるかもしれない。(あくまでも自分の妄想です。そんな警官はいません。たぶん)

その日は時間もあったので、「じゃあ取りに行きます」と東京駅に向かいました。
てっきり自分は改札の中にあると思っていたのだけど、東京駅の「お忘れ物承り所」は改札外のだいぶ入り組んだところにあるのです。
みなさん、ご存じでしたか?

以下地図です。
右下の方に「お忘れ物承り所」(JR東日本管轄)があります。

東京駅ダンジョン図


東京駅は旅の起着点だから今まで訪れたことは数知れずだけど、そんな場所に行くのは初めて。
八重洲中央北口を出て左に折れ、買い物客やら外国人観光客やら修学旅行生やらの喧騒を抜け日本橋口まで行き、そこをさらに左に曲がると人影が一気になくなりひっそりしてきます。

「大丈夫かなあ。この先にほんとにあるのかなあ」と不安になりながら進み、突き当りを右に曲がると、ちゃんと「お忘れ物承り所」がありました。
窓口の中におじさんが2人座っていたのだけど、他には自分以外誰もいない。
「東京駅にもこんなひっそりしたところがあるんだ」と妙に感心してしまいました。

で、手続きをして落としたSuicaを取り戻しましたとさ。
また後日、みどりの窓口に返却してデポジット料金を取り返しましたとさ。
めんどくさかったとさ。

ただこんなにピクトグラムがいっぱいある地図って面白くないですか?
自分の精神年齢が幼いのだろうけど、ちょっとワクワクしました。
RPGのダンジョンみたい。
そう、冒険は生活のすぐそばにあるのだ!

自分は果たして目的の地にたどり着けるのか?(ひっそりした「お忘れ物承り所」ね)
そこにはどんな魔王がいるのか?(物腰柔らかな初老の男性2人。お世話になりました。)
宝物は手に入ったのか?(自分が落としたSuica)
なんてね。

でもほんとにちょっと冒険だったなあ。
今度東京駅を隅から隅まで歩いても面白いかもしれない。
雨の日とかいいかも。
で、傘忘れたりしてね。
そういえば忘れ物のピクトグラムは傘マークでした。
お後がよろしいようで🙇

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