働けない人はどう生きればいいのか

すべてを棒に振ることでしか完全に自由になれない。

それは本当に自由なのか?

したくないことから解放される自由の代わりにやりたいこともできなくなる。

働くことができる健康なこころと体があれば選ぶ自由を手に入れることができる。


どんな仕事をするにしても一番大事なのはコミュニケーション力なんだと痛感して絶望している。

そして体も壊して仕事をやめることもできず休職のまま何もできなくなっている。

私の望みは現実の自分の能力とギャップがありすぎて気持ちだけが先走り実際には何一つ満足にすることができないことに打ちのめされる。

自分ってこんなにしょぼかったのかと知れば知るほど自分を好きになれなくなる。

惨めな気持ちを抱えながらも堂々と寝て過ごす日々。

寝て食べる以外何もできない日が続き、本を読むにもスマホ検索するにも疲れてしまうほど気力も体力も枯れていた。

無駄に食欲だけ回復し間食が増え始めている。

かといってできることがなくて求人に応募することもできない。


無理をしたからここまでなってしまったのにいまだにどこからが無理なのかわからない。

できるかもしれない。

だからできなくなるまで試したい。

その結果できなくなった後の代償が大きい。

不具合を直すにはどこまでなら必要な休みでどこからが甘えなのかがわからない。

復職できるのか試したい気持ちとまた振り出しに戻ってもっと体の状態が悪くなるのも怖い。

無理を必要としたり不安要素の大きい仕事内容なだけにそれを払しょくできない環境の中で働き続けることに何の意味があるんだろう。

もう自分にはほかに仕事がない。

その思いだけが本音をねじ伏せて職場にしがみつかせようとしている。

生きているだけで金がかかる。

食べなくても生きていけるなら、寒さにも暑さにも影響されずに生きられるならいいのに。

そんなのもう人間じゃないけど。


もう何もしたくない願望は体の自由が利かなくなる、仕事を失うかもしれない危機と引き換えにして手に入れた。

もし体が元気になってしまったらまたあの辛い家事やら子育てやら人付き合い、親としての役割を与えられる。

できないことが許されない。

それがつらい。

できないものはできないのにお母さんだからできるでしょ。
大人なんだからできるでしょ。

と言われているようでできないことが許されない。

大人になってもお母さんになってもできない人はどうしたらいいの?


できないことに悩まない人がうらやましい。

ないことに悩まない人がうらやましい。

人より劣っていても気にならない人がうらやましい。







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