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LINE絵文字「ばさもじ」(本当の)メイキング

「本当の」というのは、前回のnoteでフィクション満載のメイキングを書いていたためです。→ ばさうさちゃんの「ばさもじ」作り

今回作った絵文字「ばさもじ」は以下からどうぞ*

ばさもじ(ほんとの)メイキング

LINEクリエイターズスタンプを作っていた時もメイキングをnoteに残していたのですが、これが自分の備忘録としてちょくちょく役に立っていたので、絵文字についても残しておきます。使ったものリストは以下。

使用した機器:
・Surface(主線書く用)
・Mac(テンプレート作成、下書き、色ぬり、仕上げ用)
・Galaxy note8(ネタ出し用)

使用したツールなど:
・Photoshop CC 2018(絵文字作成用)
・Google スプレッドシート(ネタ出し用)
・Galaxy noteのメモアプリ(ネタ出し用)

作成の流れ

アイデア出し・試作 → 絵文字用テンプレートを整える・下書き → ばさばさ主線書き → 色塗り → ファイル書き出し → 申請
という感じでやっていきました。

Photoshopのアートボードを活用したテンプレート作り

今回デコ文字全種類を作ろうと思ったので、少なくとも265種類作る必要がありました。LINEスタンプ40種とはわけが違う。。一気にアップロードするためにはファイル名に番号をつけておく必要があるのですが、1つ1つ「001.psd…」と作っていくの大変ですよね・・というわけでPhotshopでも使えるようになった「アートボード」を使っていくことにしました。

1ファイルに全アートボード作れると楽かな、と思ったのですが、やってみるとものすごーーーく重くなったので、結局アートボード20個ずつ(一部21個)のファイルに分けました。各アートボードに、001,002...とガイドラインの番号に合わせた番号を振っておくと、最終的に書き出すとき(「PNGとしてクイック書き出し」を使用しました)楽です。
アートボードいっぱいの絵文字用テンプレートは、GitHubに置いてみたので、気になる方・使ってみたい方はどうぞ〜。

下書き・主線

下書きはテンプレートを作りと並行してやっていきました。テンプレートをガシガシ作っている時点でガイドライン上の番号と文字を照らし合わせながら文字を書いていった感じです。

主線はタブレットに直書きした方がやりやすかったので、Surfaceでフォトショを立ち上げて、Surfaceペンでひたすら描いていきました。5pxのプリセットのブラシツールを使いました。
「ばさばさばさばさ」って言いながら描いたとか、そうでもないとか。タブレットだったから、たまに会社で休み時間に描いたりも。そのときはさすがにばさばさ言わなかった。

色塗り

塗り作業は画面がペンで隠れない方がやりやすかった&ショートカットキーなど使い慣れていたのもあって、Mac+ペンタブで行いました。スタンプの時の記事でもやっていたような感じで、
自動選択ツールで選択範囲を作成 → 選択範囲を変更>拡張(4px) → 塗りつぶしツール → ブラシで塗れてないところの修正 
という形でやっていきました。
今回線がばさばさ(ギザギザ)だったので、この塗り方だとちょくちょく塗り残しが出やすかったです。クリスタとか使ったらもっと綺麗に塗れたのかなー(持ってないけど) とか思いつつ。

一つ一つファイルを分けてやる際は塗り残しを見つけるために目立つ色のレイヤーを作ったりするのですが、レイヤーがアートボードに紐づいているようで、レイヤー作っても他のアートボードで見れない感じだったため、今回は環境設定で、透明部分の色を緑にすることで対応しました。

ファイルが多かったので、あっこのファイル主線描くの忘れてるー!(→20個分作業が増える)ゥヮー!みたいなこともありました。心折れる。

絵文字もつくりました

ただのばさばさデコ文字だけなのも寂しいし、何より自分が使いたかったのもあって、今回絵文字も24種類つけました。
あまり小さい文字は、絵文字として使ったときに読みにくくなります。「ばしゃー」「ぱさー」とか作ったけど、ちょっと小さすぎました。反省点。

一気に書き出し→なんかズレた

デコ文字・絵文字が完成するといよいよ書き出し!
ファイル>書き出し>「PNGとしてクイック書き出し」 を使用すると、アートボードごとに一気にばーーーーーっと書き出してくれます。しかし、よく見ると中心がズレているファイルがいくつか。

ひとつひとつ確認してみたところ、アートボード上レイヤーの、アートボードで見えてる範囲外にちょっとした点などのゴミがあったりするとズレちゃうようです。
アートボード広げてゴミを見つけて、それを消してから再書き出ししたり、どうしてもゴミが見つけられなかったものについては180サイズの別ファイルにレイヤーコピーして、個別に書き出ししたりしました。(300個弱のうち4,5個だったのでなんとかなりました。)
本当の原因や、もっと効率的な方法を知っている方がいれば教えていただけるとうれしいです。

申請から先のお話は、ばさもじ作りの方にも書いているので割愛します。

ばさもじを思いついた経緯

というように、最初は単純にもゆうさ中心の絵文字を作ろうかなと考えていましたが、よく調べるとデコ文字も作れるということで、もしデコ文字を作るならばさうさテイスト面白そうだなー、と。
ざっとばさばさ文字のイメージを描いてみたら思ってたよりいい感じになり、そして、ばさうさが自分で毛を使って作ってたら楽しいな・・ということで、ばさもじの構想ができてきました。前々から頭の中に、ばさうさは毛を使って色々謎なことをやっている設定があったので、それをある意味形にできたかなと思います。前回のノートも含めて。

モチベーションを保つためにやっていたこと

デコ文字をフル(デコ文字(かなカナ/英数字)+絵文字)で作ろうとすると、300種類近く文字を作る必要があり、なかなか気の遠くなる作業でした。仕事も忙しく、そもそも作業どうこうより手を付けるまでに躊躇しがちだったのですが、モチベーションは以下のように保っていました。

スマホのホーム画面にやることとか買うものとか書いてるメモのヴィジェットを置いてるのですが、その一番上に「ばさもじ」。これを見ると、「あ、作らなきゃ」とか「作りたいな〜」とか何かしら意識できました。
とか言いつつ、結局申請開始に間に合わず、夜中ガーーーーーっとやって、私自身ぱさうさになっちゃったんですけどね。

というわけで今回はここまで。読んでくださってありがとうございました!


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