長時間の会議を実施している企業やチームは既に赤信号が絶賛点滅中である

 「会議が長引いて残業が(白目)」

 というフレーズ、よく耳にする。その度、「え、なんで?」と不思議に思う。

 会議というのは主に4種類。1.意思決定を行う 2.問題を解決する 3.情報を共有する 4.教育する といったところだ。

 前時代であれば、コミュニケーションツールやテキストアーカイブツールも発達しなかったため、「集まり」「議論し」「記録し」「実行する」という段取りを取らなければならなかったが、今ではリアルタイムでそれは可能である。

 無料で使えるツールは巷にあふれているし、活用していればそもそも「集まって議論する」事自体が最小化されるはずだ。

 しかし、未だに「集まって議論する」しかも「長時間」を実行している企業やチームが多い印象で、「大丈夫か?」と感じることもしばしば。

 私は小さな組織にしか在籍したことが無いので狭い見識になってしまうが、そういった会議をしている企業やチームを見た時に感じる事は、

 「コミュニケーションが円滑でない」

 「日々の業務で自分なりの考えを持っていない、発信してない」

 「既存のツールを活用できていない」

 といった具合だ。これらは「スピード勝負」のベンチャー企業にとっては「致命的」であり、そこに疑問を感じない時点で赤信号であると思う。

 しかもこの手の「長時間会議」というのは「テーマが曖昧」であることがほとんどである。

 「これから未来の話をしましょう」

 といった具合だ。「え?解決するべき問題点の設定とか、方向性とか決まってなくて、皆勝手に喋って下さいってこと?」と、参加する方も困るだろう。会議はファシリテーターがある程度会議終了時点での絵面や着地点を仮説ベースで考え、会議の状況を見ながらまとめ上げていかないと、結果的に「喋ってスッキリしたけど、なんか解決したっけ?決まったっけ?」となる。

 こういうことから言える事は「長時間会議」は「公的なガス抜き会」という事だ。とても残念な感じだよね。長時間拘束された結果がコレだったら、招待された参加者は怒るでしょ。

 なのでね、もっと日々の仕事で頭を使ってやらないとアカンのです。「場」が設定されなければ「情報共有も出来ない」「意思決定もできない」ではどんどん置いてきぼりにされる事間違い無しなんだ。

 「場」があれば「何かが生まれる」なんて幻想は捨てて、もっと効果的に仕事や会議の設定が出来るようになれば「赤信号」も「黄色信号」くらいになるんじゃないかな。。。。

 ま、個人的に「会議」が嫌いなので「会議好きな会社」が減ってくれると良いな、といらぬ期待をしているだけなんだけどね。あはは。

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