自己分析アンケート

私がジュニアの頃に通っていたクラブでは、定期的に自己分析アンケートのようなものを書くようになっていました。

内容は、自分のテニスの長所や短所、現状と課題、今後の目標等を中心に書きます。

その中で、気になる質問がありました。それは、

コーチに気に入ってもらえる努力をしていますか？
しているとすれば、どういう努力をしていますか？

と言うものでした。

何だ？この質問。

ジュニアの頃は質問の意図がよくわからず、コーチが生徒に対して気に入ってもらえる努力をしてほしいと言う単純な意図だろうと勝手に解釈していました。

私はたぶん、
努力をしている。
コーチのアドバイスをしっかり聞いて、改善しています。

と言うふうに書いたと思います。

私はあまり何も考えずに回答したと思いますが、どうもこの質問が、いまだに頭に残っています。

質問の意図

大人になった私が、勝手に質問の意図を考えてみます。

選手は、コーチ以外にもトレーナー、スポンサー、マネジメントスタッフ、大会関係者、メーカー関係者等、様々な人の協力を得て活動できています。

その関わる人たちから、気に入ってもらえる努力をしているか？どんな努力をしているか？ということは、応援してもらえる選手になるために大切なことだと思います。

それは選手以外の立場でも同じく、自分1人ではテニスはできないし、ビジネスも周りの人たちを頼ったり、協力して進めていくものだと思います。

自分がコーチの立場なので少し言いづらいですが、選手や生徒は、コーチから気に入ってもらえる態度や振る舞いが見えると、良くしてあげようと思ってしまいます。

逆に、そのような態度や振る舞いが見えないと、特に相手にされない可能性が高くなります。

少なくとも、自分以外のすべての人は、今の自分を良くするためにいろいろなことを教えてくれると思っています。

その教えを、自分自身の態度や振る舞いで拒否してしまうような事は、とても恐ろしいことです。

あまり好きでない人からでも、学ぶ事はたくさんあります。

学ぶ姿勢を崩さないために、コーチや周りの人たちから話しかけられやすい態度や振る舞いをし続ける事は、非常に大切だと思います。

それを気づかせるために、この質問を定期的に自己分析のプリントに書かせているのだと思いました。

今気づいても遅いと後悔していますが、頭に残るとても良い質問を残してくださってとても感謝しています！

まとめ

ジュニアの頃にこの質問をされ、ヒントをくれていたのに、若い時に気づけず非常に後悔しています。

もちろん今では大体の意味は理解できているつもりですが、まだまだ足りないとも思っています。

こういう、選手や生徒の頭に残るような質問やアドバイスができるようなコーチになりたいとも同時に思いました。

皆さんも参考になる部分があればと思います！