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インベスターZ 第16巻 名言集+α

概要

あの手この手でお客の心を掴むことが大切だと学ぶ話。
保険は残された家族のためでもあるため、ちゃんと理解する必要があると学ぶ話

名言集

真の勝利とは
人の心を動かすこと!
感動を与えること!

by財前孝史

保険のセールスレディは会社の
会社の固定給で働くサラリーマンと違って
一人一人が個人事業主なの
要は自営業ね
保険会社と契約して個人の名前で仕事を請け負い
歩合制の給料で営業をしている

by安ヶ平真知子
→歩合給は完全な実力主義で、契約を取れば取るほど、報酬が青天井に伸びる仕組み
#保険
#セールスレディ
#歩合制

保険の営業で困る相手のタイプは二つあるの
一つは自分が死んでもそのあとのことは知ったことじゃないと達観している人
もう一つはなにごとも仕組みを全部解明しないと気が済まない人
そういう人は保険について自分で完璧に理解してからでないと
ハンコを押さないから時間と労力がかかるの

by安ヶ平真知子

城を落としたかったらまずは外堀を埋めよ!
by財前孝史

保険セールスの三種の神器
義理(G)人情(N)プレゼント(P)

by安ヶ平慎也
→あの手この手で客の心を掴むことが保険を売り込むコツ
#三種の神器

保険は安心料とお考えてください
家族が安心して暮らす心のサポート
家族がお互いの未来を支える
愛情の証なのです

by安ヶ平真知子

保険の仕組みの
恩恵を受けるのは
ボクたち子供!
子供が一番理解していなきゃいけないのに
放っておいて大人だけで話をするのは間違っている!
一家の大黒柱を失ったとき
保険のメリットを最も受けるのは子供!
ならば保険の仕組みをきちんと知りたい!

by財前孝史

とかく日本人は情緒に弱い
いい人頑張ってる人に接するとつい情に流されてしまう

by安ヶ平慎也
→商品内容がよく理解できなくても、営業マンの人柄を信頼して契約してしまう。
しかし商品の中身を全く説明しないで売ることができないので、「保険は貯蓄」!というキャッチコピーを使って売り込む。
#保険は貯蓄

日本人はとにかく「貯蓄」「貯金」という言葉に弱い!
byte安ヶ平慎也
#貯蓄
#貯金

生保は確かに儲かる
先に金を集める
これが最強の商売だからだ
支払い方法を後払いから前払いにいかに変えられるかが
これからの商売の成功の鍵となる

by神代圭介
→いくら商品を作って売っても、代金を貰えなければ資金繰りに困る。代金回収まで完結してはじめて商売と呼べるが、肝心の回収には手間と時間がかかるのも現実。

代金前払いはビジネスの世界チャンピオン!
そのシステムを確立したした企業が市場を制する!

by神代圭介
→保険、交通、コンビニなどのICカード、ネットショッピング、動画サービスなどなど
前払いで資金を調達できるのは強い

保険はギャンブルと変わりません。
お客様にはかなり不利な仕組み
by後田亨氏
→幸運に賭けるか、不幸に賭けるかの違い。

「大病にかかり、出費がかさむときの不安は耐え難いもの。保険に入っていれば、貯蓄を減らさずに済みますよ」と。ストーリーが、人の判断を変えてしまうのです。
by後田亨氏
→保険に頼りたい=お金が必要な事態なので、貯金でも親からもらうでもOK。
例:30歳の男性が向こう15年間、1000万円の死亡保険を持つ場合、保険料は月に2800円。15年分の支払い総額は約50万円これに対し、厚生労働省のデータから、30歳の男性が15年以内に死ぬ確率は1.6%。これを試算すると保険金支払いに必要なお金は1000万円×0.016=16万円。つまり50万円から16万円を引いた残りのお金は運営費等に使われている。還元されるお金:70から30%。競馬75%、宝くじ46.5%というところから考えると難しい。

日本人は勤勉だと良く話入れますが、私は”従順”だと感じています。空気に流されやすく、自分なりに考えることにおいて、とても怠惰だと思うのです。
by後田亨氏

”一生涯の安心”なんてあるのでしょうか。
私は幻想だと思います。
私たちはもっと、保険会社に保険の疑問や矛盾を問いただしていくべきなのです。
一人一人が保険を「正しく疑う」ことで、商品やサービスをより良いものにできると考えています。
保険は、あくまでお金を用意する手段の一つ。冷静に向き合っていたただければと思います。
「儲かる」という漢字は「信者」という言葉の組み合わせ。

by後田亨氏

トピックス

保険の歴史

保険のルーツは、古代ローマ人たちが、葬式のためにお金を出し合ったところから始まる。現在も保険の口説き文句で「せめて自分の葬式代は、自分で用意しましょう」とあるが実は古代から変わらない。
そして商売としての近代保険のルーツは、15世紀のイタリア大航海時代に奴隷運搬の海上保険として誕生した。もしも運搬中に奴隷が死亡した場合、荷送人である奴隷所有者に損害が発生するので、海上保険業者が損害の補償として荷送り人に保険金を支払うという仕組みが作られた。
17世紀にはイギリスのエドモンド・ハレーが「生命表」を作成し、ハレーの統計分析により「年齢ごとの死亡率には、規則性があること」を発見される。
18世紀になると生命表に基づいて、生命保険料を支払う仕組みをイギリスのエクイタブル生命がはじめて導入した。そして19世紀後半、産業革命により都市で働く労働者が多くなり、葬儀費用や遺族保障の問題が急増。労働者向けに保険料が大幅に引き下げられたため、生命保険加入者が一気に増加する。(1875年アメリカでプルデンシャル・フレンドリー・ソサエティーが設立され少額保険料で葬儀費用を賄える生命保険が作られた。1887年にはカナダで労働者向けの生命保険、現在のマニュライフ生命保険が国策によって作られ一気に広まった。)
日本では慶応3 (1867)年に福沢諭吉が欧米の近代的保険制度を紹介したことが発端となり、1879年に海上保険のために東京海上保険会社が設立された。1881年日本最古の生命保険会社の明治生命が開業したが、当初は普及しなかった。日清戦争や日露戦争関東大震災で保険の重要性がようやく認知され、加入者が増加。第二次世界大戦の敗戦により経済は超インフレ(1945年から3年7か月で物価が7倍)や所得の低下により、新規契約の激減といった数々の苦難を乗り越えて、生命保険は驚くような成長をしていく。
昭和40年代
「保険=貯蓄」というウリ文句で、保険会社は売りまくる。
死亡保険の金利が7%から10%もついたので、消費者は安心してどんどん加入した。
貯蓄好きな国民性、頑張る生保レディ、商品のブラックボックス化し、複雑にすることで、理解ができないようにし、保険会社がどれくらいの手数料を取っているのか分からないようにすることで、保険業界は急成長した。そして、国は生命保険会社にそのお金で日本国債を買わせることでうまく回るエコシステムを構築した。
#保険の歴史

貯金と生命保険の差

貯金:コツコツ目標額まで積み立てることになり、時間がかかる。
生命保険: 加入と同時に契約期間中、ずっと受け取る金額が約束されている。つまり保険なら、一回しか保険料を払っていなくても目標額を得られるし、いつでも確実に大きな保障を手にすることができる。今日契約して掛け金を支払えば、明日だとしても満額の保障を受け取れる。一見すごく加入者にとってはありがたく思えるけど、これはレトリックがあり、実際の加入者のニーズとかけ離れている。
保険で補うべきお金というのは、時間とともにどんどん減っていくもので、トータルの累計金額で考えると今この瞬間が一番お金が必要(家族は大学卒業したりしたときに、どんどん家計からは離れていくため)。
保険での保証は一定だが、支払い金額も一定である。加入者は保険料を払い過ぎているし、逆にそれだけ払うのであれば、もっと保障を厚くするべき。
生命保険

保険の売り方

・契約者へではなく、パートナーへ贈り物を渡す
・自分の苦労話を聞かせて同情心を抱かせる
・逆境を乗り越えることがどれだけ大変かを想像させる
・自分の立場に置き換えて考えてもらう
・相手が不安に感じたところで備えておくことの大切さをさりげなく出す
・契約する本人に向かって直接ではなくパートナーから攻める
・理論の置き換えをする
(保険に「入る」「入らない」の話から、早く入った方がお得/歳を取ってからは入れないと理論のすり替えをする。)
・話す力より、相手を見る力が大切
(細かい説明より、相手が聞きたがっていることを中心に話す方が良い)

二人に一人ガンになるという説明のトリック

生涯でガンになる確率は、男性62%、女性46%でまさに「二人に一人」であるが、0歳の人間が70歳までにガンになる確率は男性21% 女性19%にすぎず、80歳でも男性44% 女性29%にとどまっている。つまり「二人に一人が 「ガンになる」のは 80歳以上の話であり、日本人の平均寿命は男性80歳女性86歳なので、ガンになるのは寿命のほぼ直前。ガンにならなくても結局は他の病気や老衰で死ぬことになる。
「二人に一人がガンになる時代」
このコピーは決して嘘ではないが、巧妙な印象操作にすぎない。ガンという人々が恐怖を抱く病名を強く印象づけて、保険加入へ誘導するためのセールストークの可能性が高い。そもそもガンになったところで、保険が必要なほどお金はかからない。医療費が高額になったときに一定金額が戻ってくる 「高額療養費制度」を使えば、ガンの治療費や入院費は、100万円以内で収まる。(ガンと診断されると100万円程度のお金が払われるガン保険が多い)
また、日本は公的な年金・保障制度が 充実しているので、一家の大黒柱が亡くなった場合遺族基礎年金と遺族共済年金があり、民間の保険は国の保障と企業の保障という2つの土台の上に つけるもの(必要なのか考える必要あり)

日本の保険事情

日本国内における生命保険の世帯加入率は9割。
一世帯あたりの平均支払金額は年間約40万円。
市場規模は400兆円に及び日本は世界屈指の保険大国
一方で、入っているけど、中身を知らない人がほとんど

生命保険会社が儲かる理由

生命保険標準生命表が実際の死亡率よりも高く設定されているため。また、保険会社は数字を微妙に操作する技術をノウハウとしてもっているので必ずゆるく儲かるようになっている。

例::100人に5人亡くなると生保標準生命表ではなっていたとして、実際に亡くなったのが3人だった場合、本来であれば97人戻すべきであるが、2人分は生保の儲けとなる。 
※死差益:予定死亡率によって見込まれた死亡率よりも、契約者の実際死亡率が低かった場合に発生する利益

保険は前払いシステムで集めたお金を運用して儲けている。(例:顧客には3%で運用しますと言って5%で運用できたら差額の2%は保険会社の儲けになる。※利差益)
前払いであらかじめお金があるから、元手が最初から用意できる。すべてのビジネスにおいて最大のアドバンテージとなる。銀行から借りるなどではないので、無利子、調達コストゼロのお金を利用して投資して儲けることができる。
※利差益:実際の運用収益が、予定利率によって巫女も有れた運用収入を上回った場合に発生する利益

保険に加入する流れ

保険に加入することになる流れの一例
①親に勧められた、友達が良いと聞く→親や友達は保険についてしっかり勉強しているわけではない。
②不安になる。→明日入院したらどうするのか
③考えるのも苦手なので、早く手を打ちたい。→考えるための情報を収集するのもめんどくさいと思ってしまう。
④みんなも入っているのだから、入れば安心
⑤保険会社に保険について聞く。→保険会社に聞く時点で、保険会社としては利益がたくさん出るものに加入させたいので、高くて不要なものに加入されることになる。
⑥保険に加入する。

「本当に必要」な保険の見極め方

・国や勤めている会社の制度を利用しても対応できないほどの大金が絡むものには、保険をかけておくのもあり。
→自立していない子供がいる家庭で、働いているのが世帯主だけの場合、子供が独り立ちするう前に世帯主がなくなってしまったら、残された家族には生活費や教育費など大金が必要になるが、遺族年金や勤務先から弔慰金などで賄えない場合、死亡保険への加入を検討していい。
・保険の加入時に気を付けたいのは、「お金の使い道」ではなく「金額」で考えること。
→入院した時、進学した時などお金の使途別に分けると、進学には学資保険、入院には医療保険とたくさんの保険に手を出すことにつながる。また手数料が開示されていなかったり、破格の手数料率だったりするので、資産形成などには不向き。
・病気やケガで長期間仕事に就けなくなるといったレアケースに備える商品。
・保険は必要最小限の加入にとどめたほうが良い
・長期保険に加入していても、医療のトレンド(当時は入院して治療が、医療が進み通院で完結すようになる)により、契約内容が満たさないケースがあり得る。

学んだこと

・代金前払いのことは最強。
・空気に流されて、自分なりの考えを持たない場合があるので、自分はこう思うということを考えて、発信するようにする。
・客として迷うようなものを決めてあげるサービスは有効
(一年中福袋や人数によって変わる飲食店案内サービスなど)

登場人物

主人公 中学1年 財前孝史
投資部主将 高校3年 神代圭介
投資部副主将 高校2年 渡辺信隆
投資部 高校1年 富永大貴
投資部 中学3年 安ヶ平慎也
投資部 中学2年 月浜蓮
用務員&藤田財団との連絡調整係 ゼンさん 木村善吉
初代投資部主将 財前龍五郎
初代投資部 小野民助
      原精三
道塾学園現当主 藤田 繁富
道塾学園OB ベンチャー企業創業 リッチーさん(日下部剛)
道塾学園 投資部OB 加藤さん
           松岡さん
           白川さん
           鏡さん
           中島さん
           糸井さん
          下小路さん
道塾学園 財前クラスメイト 松井秀樹
道塾学園 社会科教師 野々村実

桂蔭学園 投資部 
藤田財団の孫 藤田 美雪
町田 倫子
久保田 さくら

久保田さくらの母
藤田財団の孫 美雪の兄 藤田慎司
藤田美雪の母
元就活生 倫子の姐 町田浩子
藤田会長の友人 塚原為之介
京都大学 中川さん
不動産営業 秋山氏
安ヶ平慎也の伯母 安ヶ平真知子


ホリエモン(堀江貴文)氏
株式会社ユーグレナ 代表取締役 出雲 充氏
合同会社DMM.com 会長兼CEO 亀山敬司氏
楽天株式会社 代表取締役会長兼社長 三木谷浩史氏 
スタートトゥデイ 前澤友作氏(漫画当初)
トレーダー兼株ドットコム講師 窪田剛氏
麻生グループ 代表取締役 麻生巌氏
四季リサーチ代表取締役 渡部清二氏
投資情報会社フィスコリサーチレポーター 三井智映子氏
グッドホームナビ 森山祐一氏
お金のデザイン ファウンダー 谷家衛氏
株式会社中川政七商店 代表取締役社長 中川淳氏
オフィスバトン「保険相談室」代表 後田亨氏


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