ここ最近、プロ野球選手の引退のニュースを立て続けに聞く。

今日は、巨人の亀井選手が今季限りの引退を発表した。
怪我の影響だということ。

そして、先日は西武の松坂選手が引退を発表。

今はメジャーリーガーの大谷選手がすごい話題になっているけれど、松坂選手といえば、高校生の時の甲子園での活躍は凄まじいものがあった。
松坂世代という言葉まで出来てしまうほどだったからね。

その松坂選手が引退というも一つの時代が終わったという感じ。

引退会見の中で言っていたひとつのことが心にとまった。

23年のプレーしたけれど、半分以上は故障との戦いだった。
一番いい思いと、どん底も同じくらい経験した。
そんな選手は他にはいないかもしれないと思う。

あれだけのスター選手にも、良いことだけでなく、どん底と思う、悪いことを経験しているということ。

人には見えない、苦しいところ、辛いところを通過したんだろうね。
なんてったって、選手生活の半分が怪我、故障、手術、バッシングとの戦いだったんだからね。

でも、その辛かった、苦しかった経験が実は宝になるんだと思う。
華やかなところにだけいて、成功だけをおさめていることは、それはそれで、楽しいかもしれないし、気持ちいいのかもしれない。
でも、そういう人は、多くの場合、人の痛みをしることは難しいかもしれないね。

これから、もし指導者になっていくなら、苦しかった体験があるからこそ、人の痛みをわかってあげられる指導者になるのではと思う。

痛みを体験することは、良いこととは思えないし、その時は痛いし、苦しいしね。
でも、人の痛みを少しでもわかることのできる経験になるんだと思う。

そして聖書には、良いことも悪いことも全てがプラスに、益に変えられると書いてあるんだよね。

松坂選手、お疲れさまでした。