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仕事思考

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仕事を通して、または仕事そのものに関わることをお伝えしたいと思います。
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#クリエーター

クリエーター29年目の振り返りと展望

2020年は例年にない慌ただしさで迎えました。 気がつけば2月、3月と過ぎていき、4月に入る前に横目で見ていた新型コロナウイルスが世界中で猛威をふるい、あっという間に世界は深刻な自体になってしまいました。経済活動までもが自粛ムードに成るなか、本日4月13日に47歳と成り、今年も自身と時代を振り返って将来への展望につなげたいと思います。 1991年に広告業界のグラフィックデザイナーからスタートし、多種多様な業種業態の方とお仕事をさせて頂き今では大きく分けて【 #デザイナー 】

人生の迷子に成らないように

数少ない同年代現役デザイナーの友達から電話があった 1年面倒見てた20代前半フリーランスとの契約を切ったらしい 理由は成長の遅さ。 1年かけてこちらが求めているレベルに育ってくれたらということで 文字組や紙面のレイアウトなどDTPオペレーターみたいな仕事をずっと任せていた二人のうちの一人。 給料もしっかり払いつつ添削をして、精度を上げるために納期の長めのものを任せるなど、およそ仕事というレベルでなく、実案件指導のようにやっていた。たしかに時折「しんどいわ〜一人でやったほう

foriio企画『私はこんな仕事がしたい展』に参加したその作品と意図

まずいきなりですが参加した4作品を見たいただきたいと思います。 女性の魅力 男性の魅力 愛犬の魅力 愛猫の魅力 この広告ポスターの意味とはなにか? どこに「私はこんな仕事がしたい」に繋がっているのか? その答えは各ポスターに書かれている文章に隠されています。 今度は各ポスターの文章を書き出してみましょう。 女性の魅力 女性の魅力について語られる時によく使われる言葉は曲線美です。 その曲線美は内なる柔らかと優しさを表現するため、あらゆるシーンで使われる魅力的モーチ

デザイナー27年で乗り越えた3つの大きな壁

デザイン業界で過ごす中で見えた壁 その乗り越え方と将来への展望 私がデザイナーをやってきて、コレは大きな壁だと感じたポイントは3つあります。 1つ目は調子に乗って勘違いした独立直後 2つ目は仕事が安定的に成った上京直前 3つ目はスタートアップに役員入社した直後 1つ目は単純に自信過剰で実績と実力に見合っていない自尊心が勝手に壁のある環境を作り出したわけですが、それでもそのことに自力で気が付くのって意外と難しいものでした、なんせ自信満々でフリーランスに成ったけど何で仕事が

クリエーターの周りの人、家族や職場の仲間に知っておいて欲しい事

クリエーターの周りの人、家族や職場の仲間に知っておいて欲しい事 私は1992年から広告業界業界でグラフィックデザイナーという立場で仕事をすることに成りました。 今現在も肩書は色々ですが広告業界で仕事をさせていただいています。 結構長い年月業界にいて、色々なクリエーターと呼ばれる方たちと仕事をしてきました。 そんな人達や、自分を含めたクリエーターの人たちにとって、 PCでの作業が当たり前になった昨今でも、昔からずっと変わらないことがあります。 私達の仕事は、極端に言えばア

クリエイターの待遇や社会的地位向上について考える

クリエイターの待遇や地位の向上って最近やたら眼にするように成ったのは、自分がその方向に動いてるから目にとまるように成っただけなのか? それともTwitter等SNSのおかげで本当に広がってきてるのか? 海外ではたしかにイラストレーターやデザイナーという仕事はそれなりの地位を確立しているし、デスクワーカーの中では待遇も悪い方ではないと聞きます。このへんは私の友人や仕事仲間の欧米デザイナー複数人共通の意見だったので概ね的外れではないと思います。ではなぜこの情報化社会における近代