男性におすすめの香水#4 エルメス オードゥルバーブエカルラット
今日はエルメスの香水でコロンシリーズの2016年発売のオードゥルバーブエカルラットを紹介します。
これもリピートが確定している数少ない作品の一つです。
実はこの香水を購入するまでには経緯があって、まずサンプルを注文して気に入った後に15mlの小さいボトルを購入しました。
ですが、15mlボトルを使っている内に愛情のようなものが芽生えてきて大きい100mlのフルボトルを所有したいという気持ちが強くなりました。
その末に15mlのボトルを使いきる前に大きな100mlボトルを購入する流れになりました。
香りの印象はというと非常に軽やかで使いやすいです。
この香水に使われているルバーブというのは実は野菜で、そのまま食べると強烈な酸味があります。
しかしジャムなどにするために煮込むと独特のまろやかな甘さが出てきます。
このルバーブの持つ二重性を表現したのがこの香水の特徴です。
つけたては生のルバーブのようにキリッとした酸味が特徴的です。
ルバーブというと分かりづらいと思いますが、ピンクグレープフルーツのようなグレープフルーツ系の爽やかな酸味です。
わりとすぐににその酸味は取れてきて、今度はベリー系のまろやかな甘さが出てきます。この甘味が個人的凄くツボで、ベリーといっても女の子の香り~といった感じのゴテゴテの甘みではなくて、控えめで上品な甘みが楽しめます。
ラストはホワイトムスクで清潔感を感じる香りながらも色気のある優しい香調に落ち着きます。
個人的にコロンですが香り持ちも結構いいように感じます。
また男性向きとか女性向きとかはあまり感じないので、ユニセックスで使える香りです。カップルでシェアして使うとかも全然ありだと思います。むしろおすすめ。
この香水の調香師を務めたのはジャン・クロード・エレナの後、エルメスの専属調香師に就任したクリスティーナ・ナジェルです。
今でこそ調香師になるための学校は女性が多いそうですが、一昔前までは女性が調香師になるのは非常に難しかったそうです。
その中でもジョーマローンなどで着実に結果を残し、10人もいないラグジュアリーブランドの専属調香師に選ばれるという成功を収めています。
女性にしか表現できない世界観もあると思うので是非今後もたくさんの女性調香師さんが活躍してくれることを期待します。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?