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【倫理観】

 IWGPが2023年も人気なのは嬉しい。あのドラマの長瀬智也と窪塚洋介に勝るものなしってぐらいのインパクトだったよね。原作も実は全然キャラ違うけど面白いから読んでみて。
 原作者の石田衣良の本名は石平。まさかと思ったらほんとにそう。他の作品も面白いからおすすめ、本名石平さんが石田衣良ってペンネームで書いてるってだけでもう面白い。

 そういえば昔のドラマとか映画って、倫理観に違いが出てきすぎて最近はテレビで再放送とか放映できなくなってるらしい。
 けどNetflixやYouTube、TikTokではガンガン流れてる、この矛盾。子供の教育に悪いなら逆に子供があまり見ないテレビでやりゃ良いのに。
 映画のレオンとかグーニーズも今の倫理観だとアウトって話。それなら時代劇とかも故人の人生を勝手に脚色してんだからダメじゃねって思うけどね。そのあたり創作とか表現の範囲ってどこまでがどうなのかハッキリしてほしい。
 実際、レインマンとかファイトクラブはどうなんだろう、その辺りの作品リストとダメな理由をまとめた書類とかないのかな。名作たちが埋もれていくのは勿体無い。ファイトクラブやトレインスポッティング、ロックストック&トゥースモーキングバレルズ、スナッチが地上波で流れることはないと思うけど。

 倫理観、モラル、マナー、ルール……こういうのって1度統一されていたところから今はまたシャッフルされた感がある。どこからだ、何かキッカケがある気がする。
 それはおそらくインターネットの普及がキッカケなんだろね。アメリカはアメリカ、イタリアはイタリア、中国は中国、日本は日本、それぞれ国ごとに倫理観があるからこそ国として成り立っていたと思うんだけど、その壁を崩したことでどう折り合いをつけるかってのが今の時期なのかもしれない。
 さらにネットだと年齢制限したところでどうしても親の管理下で全て把握するなんて不可能だから、そういうクレームも増えてくるんだろうね。

 そんな中でチェーンソーマンとか呪術廻戦とか明らかにコンプライアンスを土足で跨ごうとしている作品が人気って不思議もある。鬼滅の刃もなかなかハードだと思うしね。
 わりと王道の集英社、週刊少年ジャンプもオンラインのジャンプ+はめちゃくちゃ攻めた作品が多かったりして面白いから今度チェックしてみて。ダンダダンとか【推しの子】もおそらく攻めた作品の部類に入るよね。
 漫画の話になると止まらないからやめておく。

 結論として、倫理観も押し付けが強くなるとそれはまた違うよねってことかな。自分たちが住み良い小綺麗な世界を保つために、現実に蓋をするのは違うと思う。
 現実と創作との乖離が激しいと人間混乱するじゃんね。実際に貧困、犯罪、汚職、暴力、イジメ、格差……そういうものは存在しているんだから。

 幼稚園WARSもSAKAMOTO DAYSも読んでみてね。バンオウが好きな人は渋いかな、でも気持ちは分かるよ。

 以上、おすめめ漫画のコーナーでした。

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