藤原美智子『美しい朝で人生を変える』(幻冬舎文庫)
スタイリストとして活躍する著者が40代にして決意した「朝型生活」の効果を語ったエッセイ。朝活をすることで一番感じるのは、朝早く起きて充実した時間を過ごせた！という達成感だと語る。自分をもっと好きになれる朝活のススメに納得の一冊。

本谷有希子『異類婚姻譚』
「ある日、自分の顔が旦那の顔とそっくりになっていることに気が付いた。」結婚6年目、専業主婦としてゆるやかな日々を過ごす「私」はある日から夫と融合していくような感覚を味わう。同時に夫の顔も人間ではない「異類」に見えてきて…夫婦の結びつきを描く芥川賞受賞作。