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僕が同性パートナーと結婚式を挙げるまでの経過(⑧コンセプトストーリー)


ご無沙汰しております。毎日更新していた日が懐かしいですが、こんな感じで緩く更新していきますのでお付き合いください(笑)
今回は準備として目立ちにくいですが核となった作業について少し触れます!

1.コンセプトストーリーとは?

なんか怪しげな講座のネーミングのようですが、Bridal Plusはいつだって全力です。
簡単に言うと、担当プランナーが結婚式を挙げるカップルのこれまでの人生や結婚式で大事にしたいこと、家族関係などを洗い出して、結婚式はこれをテーマにやりましょう!みたいなやつです。

一般的な結婚式でもそういう作業するのか、よくわからんですけど、福祉業界にいる僕からすると個別事例アセスメントとか、心理面接の手法のそれと似ている感じでした。
だいぶマイルドだけれど。

2か月3か月そんな作業や宿題を課され、身ぐるみはがされた思いでした。
いつも僕がクライエントにやってるやつ…!こんな気持ちだったのかしらと。
だいぶマイルドだけれど。。


必要性についてはすごく理解できました。
僕も仕事で相談支援する中で、相手の人生や価値観についてなるべく理解できないと進んでいけないから。

全体の装飾デザインや花の種類、使う音楽やら…何を軸にしていくのか。特に関係パートナー会社(衣装、花や、司会、カメラマン、映像スタッフとか)とも足並み揃えていかなければだし。

とにかく本気で挑みましたよ!
サービス満点で答えていき、家族の協力も得たりとか。。。
彼の方はいろいろありましたが、まあそれはいいでしょう(笑)

幼少期のタチの悪さや暗黒の思春期の闇なども
年下の小娘に洗いざらい話すのはしゃくでしたが、まあ身を委ねてしまったし、開き直りました(笑)

2.僕らの日常

そんなこんな僕らの発言やこれまでの価値観を大事にしてもらいながら、、
担当細井が提案した「コンセプトストーリー」がこちら!


「僕らの日常(365日+彼)」

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…なかなかくさいですよね。笑

かっこいい言葉になってるけど、作業を進める僕らの発言をもとにいろんな思いが込められているものでした。
何より大事にしていることが「日常」であるということ、
結婚式は非日常な儀式かもしれないけれど、なるべく背伸びせず、今の自分たちらしく、感謝の思いを伝えたい。

僕は特に、
”僕らの日常においては当然のことが当然でないこともあるだろう”
の部分が非常に好きで。
この結婚式をあげるまでに予想外のいろんな苦難が起きました。僕らにとって普通にしていたことが社会の反応として、こんな風になるなんてと思うことも多くて…

同性同士の結婚式をあげることは、やっぱり社会的にも、まだまだ当たり前のことではないです。
結婚式自体、別にやりたくない人はやらなければいいけれど、祝福してくれるゲイの友人たちにとって参加や開催が身近なこととして感じてほしいと思いました。

このストーリーをもとに作り上げていく世界観、非常になじみやすく納得でき、実際に出来上がった結婚式や披露宴も日常に即したアットホームなものを心掛けていくことになります。

けして華美や派手なものではなく普段の生活の中で感じられる美しいもの、当たり前の日常を大事にしていきたい、これからの日常を作っていくけじめとしてこの結婚式が行えて本当に良かったです。


まとめ作業、よく頑張りましたね、ありがとう細井(^^)

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つづく

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