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Xジェンダーに関する疑問とか…

あるブログのコメントを読んでもやっとしたので、これを書いてます。

「身体的抵抗が無く、異性愛者であるのに、何故Xジェンダーだと周知するのか」

これは、多分、シスジェンダー(マジョリティ)とほとんど同じなのに、何故不利になるようなことをあえて言うのだろうという疑問だと思います。
確かに、Xジェンダーの中には、身体的抵抗があまり無く、異性愛者の方もいます。
Xであることを周知して困るのが嫌で言わない方もいます。
けれど、それでも周知するのは、自分の事を知ってもらいたいからや、Xジェンダーは、まだまだ認知度が低いのでそれを知ってもらうためだったりします。
もし、打ち明けた相手に、言う必要がないと言われたら、自分を否定されたようで悲しくなるのではないかと思います。

「身体的抵抗が無く、異性愛者であるのならXジェンダーではないのではないか?」

そんなことはありません。
再三書いていますが、Xジェンダーの中には、身体的抵抗が無く、異性愛者の方もいます。
けれど、それがXジェンダーではない理由にはなりません。
Xジェンダーは、「性自認」です。
「性自認」とは、自身の性をどのように認識しているかということです。
もっと分かり易く言うと、「自分は女性だ」と思っている人がいるとすると、その人の性自認は「女性」ということになります。
このように、「性自認」とは、生物学的な性別や、性的指向には関わりがなく、独立して存在するものです。
だから、他人が見て判断できるものではないので、その性自認は間違いであると否定する事はできません。

「誰しも女性目線や男性目線になることがある」

確かに、あると思います。
私も「サバサバしたカッコいい女性もいるよね」など、男性的な女性はいると言われたことがあります。
けれど、Xジェンダーは根本的にそういうのとは、違うと思います。
女性が「男性目線」で話をすることは、一般的理論や、男性と話した経験から出てくるものだと思います。そういう方は、サバサバしてようが、カッコよかろうが、根本は女性として話しています。
Xジェンダーの私は、男性性が出ている時は、男性として思考したり会話しています。
例を挙げると、私は他の男性と相対すると、自分と比較して「こいつより俺の方が良い男だな」と思ったりする時があります。
性自認が女性である方たちは、こうは思わないのではないかと思います。
だから、Xジェンダーを「男性目線、女性目線」という思考の一部と一緒にはしないでもらいたいなと思います。

以上、最近のモヤっとでした。

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