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【NJ参戦記】フェローから見たNovelJam2021 Online

著者・編集者・デザイナーがタッグを組み、3日間でチームビルディングから執筆か、編集、表紙デザイン、そして電子書籍発刊まで行うクレイジー文芸ハッカソン「NovelJam」。
今回はコロナ禍ということもあり、フルリモート・オンラインでの開催に至りました。

個人的な経歴としては、第3回の2018秋と第4回の2019にそれぞれ著者参加をしました。
今回はプレイヤーとしてではなく、外部相談役のフェローとしてお手伝い参戦。
当たり前ですが、環境もロールも違うので、とても新鮮な経験をしました。
「あとでやろ〜」と思うと絶対忘れるので、脳がホットなうちに簡単ながらフェロー視点での参戦記を書きます。


事前準備

・PCにマイク付きイヤホンを常にぶっ刺しておく
・Discord登録(今回のメイン会場)
・フェロー担当であること、例としてできることを参加者に周知
・初日は仕事で動けないので、2日目以降張り付きになってもいいように酒を大量購入(超重要)
・運営と一緒にお題を決める→まさかの森田案に決定(候補には「縁」じゃないのもいっぱいあったよ)
恋人は著者参加だったので、裏でしてほしいことを確認


初日

・各チームの動きをちょこちょこ観察
・とりあえず和気藹々としてそうで安心
・中間プロットなどを拝見して、フェロー要請が来た時に備える
・家でオフラインフェロー(プロット相談)
・触発されて裏NovelJamをすることが決定
景気付けに飲酒する(ロング2+ショート1)


2日目

・朝7:30に起床、朝食を作る
・すでに友人から裏NovelJam初稿完成の連絡を受けてビビる
・各チームの動き確認、早い人は初稿完成しててさらにビビる
・9:00の点呼に合わせて飲酒+裏NovelJam執筆スタート
・時々YouTube配信に顔を出す
・フェロー要請に合わせて都度アドバイス
・編集で参加すればよかったのに!と言われる(実力的に無理だから……と返答)
・飯テロ企画にほぼ飲酒投稿をする
・Twitterが過疎っていたので、定期的にハッシュタグをつけて盛り上げようとするも失敗
・オフラインフェローは継続
・酒は捗るも自分の執筆は進捗ダメです〜ってなりながら書く
・澤さんがTwitterにずっといるので絡んで遊ぶ
・なぜか仮眠起こして要請がくる
・夜になって「チーム外交流もないし、雑談したくても話しかけにくい…?」と気づき、ボイチャに在中
・たまに間違って入ってきたりする人もいてちょっと喋れた
煽られつつも21:30に脱稿してヨロシクデザイン制作所へ依頼
裏で飲みジャムする(一日を通じてロング2+ショート3+ノンアル1)


3日目

・7:30に起床
・夜中にあった校正依頼の原稿を出力しFB
・オフラインフェロー続行
・配信に出て入稿前のチェック事項伝える
ミニ缶のビールを摂取、発泡酒とはちげえな!
・作品見て欲しい要請に応える
・手が回らなくなってきた運営に変わって、天の声として各チームに登場してフォローしたり質問に答える
・裏ノベルジャムの原稿修正
プレゼン資料作って依頼に応える(なぜ?)(甘やかすなと言わないでくれ)
・プレゼン大会中の画面共有できない人のサポート
裏ノベルジャムの小説アップ
・ボイチャラウンジで軽くチーム外交流会を開く(参加してくれた皆様ありがとうございます)
・閉会式に参加
・少し運営と雑談して終了
この日もずっと飲んでた(一日を通じてロング1+ショート3+ミニ1+ノンアル2)


全体としての感想

基本ほぼ出番がなかったので、本当良かったです(フェローいらないに越したことはない)
オンライン+Discordの各chでの作業だったので、オフラインのようなチーム外交流が少なかったのが少し残念なように思います。
配信はどうしてもダレると身内ネタになりがちなので、その辺を緩和しなきゃなーってのが課題かも。

いち職業コピーライターとしては、タイトル付け、帯のコピーワークが結構気になりました。
どちらも本の顔になるものなので、もう少しキャッチーさ、インパクトがあるといいのではないかと思った作品が多く感じられました。
特に電子書籍はジャケ買いもかなりの確率で起きます。どうしたら読まれるか、の工夫はもう一歩踏み込めたのではないでしょうか。
(とはいえ、プレイヤーやってると、執筆中心でそこまで気が回らないのも事実です)

いい作品を悔いなく書き切ることが開催期間中のゴールでしたが、本当のゴールは「発刊後にどれだけ読まれるか(=買わせるか)」です。
理由としては、酷なことを承知で書きますが、どんなに素敵な作品でも読まれなければ存在しないのと同じだからです。
どうやって外部を巻き込むか?読んでもらいたいと思ってもらえるか?を考え続けるのが、次のフェーズだと言えます。
「偉そうなこと言っておいてお前は何したんだよ?」って方は、下記noteを参照してもらえれば、私が過去行った販促活動がわかるかと思います。

※2018秋は書き忘れていたので、同じチームの著者だった沢先生の記事を引用しています。


ちなみに2018秋は当日賞取れませんでしたが、GPまでの期間中の売上金額・売上冊数ランキングで両方トップ3に入りました。
(売る気合いがあればどうにかなるっていう例だと思ってもらえれば……もちろん一人の力でなく、チーム全体の力です)

執筆以外の販促面でも相談は乗りますので、何かあれば連絡いただければ。
最後になりますが、3日間全員が完走できたのは本当に良かったです。自分で自分にぜひ拍手してあげてください。
プレイヤーの皆さん、本当にお疲れ様でした!
また、波野P、和良Dirをはじめとする運営の方々に、この場をお借りして厚くお礼を申し上げます。


おまけ(という名の宣伝)

フェローをやりながら、裏で同じお題の「縁」で短編を書きました。
これが噂の裏NovelJamってやつです(だから飲酒していたのもあります)(執筆中は常時酒を飲むタイプのフレンズなので)
明日までは全文無料公開です。電子書籍化は追々します。
感想をもらえるとめちゃめちゃに喜びます。作家ってそういうもの。

ついでに過去のNovelJam作品はKindleをはじめ、各種電子書籍ストアでご購入いただけます。
特にオススメはGP候補って言ってもらえた「あなたは砂場でマルボロを」です(恋愛ばっか書いてるな)

派生イベント「DramaJam」も作家・演出で参加してたよ!こっちの方が地獄だった!
最優秀脚本賞もらえてるよ!(これは露骨な自慢)


おしまい

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