見出し画像

【FIA F2 Rd.1 バーレーン🇧🇭スプリントレースハイライト🏎💨】

ついに始まったFIA F2 2024年シーズン。開幕レースとなったバーレーンラウンド🇧🇭スプリントレースはいきなり激しい展開のレースとなりました。
そんな激しいレースを制したのは今季からザウバー育成へ加入したゼイン・マローニー🇧🇧(Rodin)!

2位にはジャック・クロフォード🇺🇸(DAMS/アストンマーティン育成)、3位にはぺぺ・マルティ🇪🇸(Campos/レッドブル育成)が入る角膜レース表彰台となりました。

レースはスタートから大混戦。ポールシッターのクロフォードがホールショットを奪い、マルタンス🇫🇷(ART/アルピーヌ育成)が3番グリッドから2番手へ浮上。5番グリッドからスタートしたオサリバン🇬🇧(ART/ウィリアムズ育成)が3番手へ上がり、奇数列組が好スタートを見せます。
しかしマルタンスはその後レースペースが上がらずずるずると後退。最終的にはなんとポイント圏外の10番手まで転落してしまいました。レースペースのセットアップを大きく外したのかもしれないですね。

逆に追い上げを見せたのはマローニー。8番グリッドスタートから1周目で5番手へ浮上。そこから毎周のようにポジションを上げ、23周レースの8周目でトップに躍り出ます。そこからは快調に飛ばして後続を引き離し、5秒以上のギャップを築く圧勝で開幕戦を制しました。

追い上げてきたと言えば驚いたのはルーキーのマルティ。なんと11番手スタートから怒涛の追い上げで3位表彰台を獲得。1周目で8番手まで上がると、その後は並み居るF2経験者たちを相手に見事に抜き去り表彰台を獲得しました。昨年はF3でランキング5位と微妙なところでしたが、このF2デビューレースでは力を見せつけてきましたね。

6番手と決して悪くないポジションからのスタートだった宮田莉朋🇯🇵(Rodin)はマシンをストールさせてしまい18番手くらいまで転落し出鼻を挫かれてしまいます。しかしそこから怒涛の追い上げを披露し最終的にはあと一歩でポイント獲得の9番手でフィニッシュ。後のXへのポストで実はプレシーズンテストや前日のプラクティスでトラブルがありスタート練習を全く行えず、このスプリントレースがF2マシンでの初めてのスタート操作だったとのこと。

終盤はヨーロッパで揉まれて上がってきたドライバーたちに引けを取らないサイドバイサイドのバトルも経験。あれだけのレベルの高いバトルを1対1ではなく複数台で争うことは恐らくSUPER FORMULAでも経験がないはず。しかも10番手前後というポジションで。
スタートは残念でしたがその後の走りやバトルは経験値を上げるものだったのではないでしょうか?フィーチャーレースに期待です。

私期待の新人、キミ・アントネリ🇮🇹(Prema/メルセデス育成)は苦いF2デビューとなりました。予選で後方に沈み決勝でも浮上のきっかけを掴むことができず、本来スプリントレースでは必要ではないはずのピット作業(タイヤ交換)も行って最終的には14位でフィニッシュ。チームメイトでF2参戦2年目のオリバー・ベアマン🇬🇧(Prema/フェラーリ育成)も16番手でフィニッシュだったので、今回はドライバーよりもチームじたいが元々のイニシャルセットアップを大きく外してしまったのかもしれないですね。
フィーチャーレースまでにこの問題を解決するのはなかなか骨が折れると思いますので、プレマは次のサウジアラビア🇸🇦ラウンドまで我慢かもしれないですね。

様々なドラマがあった開幕戦スプリントレース。次は予選通りのグリッドからスタートするフィーチャーレースになります。
注目はデビューレースにしてポールポジションを獲得した昨年F3チャンピオンのボルトレト🇧🇷(Invicta/マクラーレン育成)。しかし周りには2番手ハジャー🇫🇷(Campos/レッドブル育成)、3番手マローニー、4番手ハウガー🇳🇴(MP)といったF2経験者に囲まれており、腕が試されるスタートになりそうですね。
宮田は5番グリッドと非常に好位置からのスタートになります。スプリントレースでは奇数グリッド組が好スタートを決めてポジションを上げました。僅か1日でスタート操作が完璧にはならないとは思いますが、フィーチャーレースではポイントを持ち帰ってほしいところ。
フィーチャーレースも、見逃せません!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?