【FIA F2 Rd.12オランダ🇳🇱スプリントレースハイライト】

今回のスプリントレースは大波乱の展開になってしまいましたね
金曜日の予選で終盤クラッシュによる赤旗に次ぐ赤旗で各車なかなかタイムが出せず、岩佐歩夢🇯🇵(DAMS/Redbull育成)はリバースグリッドの対象にもならない12番手、さらに前回のRd.11スパのフィーチャーレースから持ち越しのペナルティで5グリッド降格、他者の降格の兼ね合いもありこのスプリントレースは16番手からスタートすることに
ポイントリーダーのテオ・プルシェール🇫🇷(ART/ザウバー育成)は予選10番手と沈みましたがスプリントはリバースグリッドでPPスタート
チャンピオンを目指す歩夢にとっては都合の悪い流れになってしまいました

そんな中で迎えたスプリントレースは…なんと雨
しかも…まぁまぁな雨(^_^;)
おかげでスタートも数分遅れとなり、スタンディングではなくSC先導からのローリングスタートとなります

そしてこのスプリントレース、雨以外にもスタート前から波乱があります
何とリバースでPPのはずだったプルシェールがグリッドにいない!
右リアの足回りに異常が発生したのかピットに戻り修復を試みる
その間にピットレーンクローズドとなったためプルシェールはピットレーンスタートとなりました
ただ本来のスタート時間までに修復は間に合ってなかったので、ディレイはある意味助かったかもしれないですね
最終的にスタートまでに修復は間に合いローリングの隊列に並ぶことができました

レースは2周のSC先導の後、雨も降り頻る中ついにスタート
最終コーナーのバンクを並んで抜けていく姿はまるでインディカーのようでしたね
ターン1は全車上手くクリアしていきましたが、最初のバンクを過ぎたターン4-5辺りでクラッシュ発生!
水飛沫が立ち込め様子がわからず、次の瞬間見えてきたのは2台のマシンが上下に重なっている姿でした
即座にSCが導入されます

マイーニ🇮🇳(カンポス)とクロフォード🇺🇸(ハイテック/Redbull育成)が接触し2台ともスピン、そしてマイーニにボシュン🇨🇭(カンポス)が接触しマイーニを持ち上げてしまう形になってしまったようでした
ボシュンは脚を引き摺ったり腰が痛そうな仕草をしてはいましたが、3人とも大きな怪我なく自力でマシンを降りることができたのは幸いでした
またこの3台以外のマシンも巻き込まれなかったのも救いでしたね
そしてマシンの撤去とウォールの修復のためレースは赤旗中断となります

しばらく待ってからレース再開のアナウンスがあり、残りは22分+1ラップで行われることになりました
SC先導で各車ピットから離れますが雨が酷く水飛沫で視界はかなり厳しい状況
そして先導2周目に入ったところで再び赤旗が提示され、そのままレースは残念ながら終了となってしまいました
以下終了順位

一応順位はつきましたが前戦スパのF3でもあったように、レーシングラップ(SC、VSCなしの周回)を合計2周以上完了してないので、今回のスプリントレースはノーポイントレースとなりました

レースそのものは残念でしたが、歩夢とプルシェールにとってはタイトル争いのライバルたちとポイントが開くことがなかったので幸運だったかもしれないですね
歩夢はこのレースでグリッド降格ペナルティを消化できたし、プルシェールは足回りの修復で最後尾に回っていたので

さて、明日は予選順位通りスタートするフィーチャーレース
歩夢は12番グリッドからのスタート、オーバーテイクの難しいサーキットなのでスタートでポジションを上げ、ピットストラテジーとタイヤマネジメントで少しでも多くポイントを獲れるように頑張ってほしいですね!


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