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とある20代が思う、お酒のこと。

自己紹介でも軽く触れているが、私はお酒が大好きだ。

4年前に初めて一人飲みというものを経験し、そこから一人でも行けるお気に入りのバル、スナックをちょこちょこ開拓している。

大学生の時くらいから時折見かける、
「最近の若者は飲み会の場に来ない」
「Z世代は飲みニケーションをしない」
という社会に溢れた記事たち。
私はこういった記事があまり好きではない。

令和になって、お酒を飲む若者が減った?
年上・先輩との交流を好まない20代が増えた?

もしかすると実際の物理的な数字上は事実そうなのかもしれないが、それは良いことではないだろうか。

個人的な意見だが、ネット社会が進みSDGs・多様性が叫ばれる現代で、
「お酒」以外の選択肢がたくさん溢れているからこそ、お酒・飲みの場以外に時間やお金を使っている人が増えたのでは、と思っている。

どんなことでも、自分の好きなことを見つけて、それに投資するということは貴重で素敵なことだと思う。

こと私においては「お酒」に多くの投資をしている。
給料の1/3は酒に消えていっているのではと思うくらいだ。ちょっと恐ろしい。

なぜお酒が好きになったのか?を振り返ると
実は私はお酒に人生を救われたと言っても過言ではない。(大袈裟そうだが、本気である)

高校生の時、私は軽い摂食障害だった。
部活動の関係で2日に1回体重を測られ食べるものや脂質の摂取量も注意される、そんな体重管理をされていた。

当時は部活で成果を出すことが私の人生の全てだったし、何も疑問を抱かなかった。
ただ、引退して気づけば自分の身体はボロボロだった。

スポーツをしなくなってから、食べることがさらに怖い。
口にする物のカロリー・脂質量に敏感で、全て栄養素を確認しないと気が済まない。

母親からは部活現役の時から「もっと食べろ。あんたはおかしい」と言われていたがその圧がさらに強くなり、それもストレスだった。

大学入学後もそんな日々が続き、筋肉も落ちてかなり細くなってしまっていた。
お酒が飲める20歳になって少し経った頃、飲み会で初めてお酒を口にする決心をした。
(当時家が厳しく、本当は酒なんて大学卒業まで飲まないと思っていたが誘惑に負けた)

私は飲める口だったようで、部活やゼミで周りもお酒が強いメンバーが多いこともあり、よく飲むようになっていった。

ただここで気づいたのが、私はお酒を飲むと非常にご飯が食べたくなる性質だった。

そうなると、これまで気にしていたカロリーや脂質量が、さすがにわからない。
(居酒屋店員にいちいち聞くこともできないし、メニューにも載っていない)

でも、酒は飲みたいしつまみも食べたい。
そして飲み会だとアルコールという魔物にもやられて「カロリーなんてまあいっか」と思ってしまうのである。

そんな生活を続けて、気づけば大学卒業までの約2年の間で10キロも太っていた。
(ただしこれまで緩く軽く摂食障害だったので、太ったことで適正体重になることができた)

今はそこから痩せたりはしていないのでその体重をキープしている。(たまに飲み過ぎ食べ過ぎで適正体重も超過するが)
そしてもちろん飲みではない普通の食事も、カロリーなどを気にしすぎず食べれるようになった。

もちろんアルコールというものに賛否両論はあると思うが、
私にとってお酒とは「ご飯を美味しく食べれるようにしてくれた」恩人なのである。

今ではお酒の味の違いも少しずつわかるようになり(これまで私にとってお酒は全部「お酒」という括りだった)、
自分の好きなお酒をじっくり探したり、好きな飲み屋さんを見つけるのが趣味になった。

最近は「桜尾」というクラフトジンを炭酸で割って家で飲みながら、キャロットラペをつまむのが私の癒し時間だ。
(キャロットラペとお洒落に言いつつ、実際はニンジンを千切りしてお酢につけただけ)

これからもたくさん美味しいお酒を人生の中でゆっくり楽しく探していきたい。
ぜひ皆さんのおすすめのお酒や飲み屋があれば教えてほしい。

では、2023はこれにて。

#いい時間とお酒

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