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優れた組織が行っている後継者育成の取り組みとは(動画付きバージョン)

1.確固たるリーダーシップ・パイプラインの構築はCEOの重要な責務

本調査(グローバル・リーダーシップ・フォーキャスト2023)に参加したCEOが、眠れないほど悩まされている最大の要因は、人材に関する懸念であると明確に言及しました。彼らが直面しているビジネス課題全体において、最も憂慮している上位3つの課題は以下のとおりです。

①優秀な人材の獲得と定着
②次世代のリーダーの育成
③エンゲージメントの高い従業員の維持


これらの課題をすべて克服するには、組織のあらゆる階層のリーダーをどのように特定し、昇進させ、育成するかに注力する必要があります。そして、後継者育成を、退任する経営幹部の後任を決めるための手段としてではなく、組織全体の健全性を保つための戦略的な必須事項として考えなければなりません。

CEOとCHROが緊密に連携し、リーダーの後継者育成に関する体系的なアプローチを構築することが非常に重要です。私たちの調査によると、優れた後継者育成システムのある組織は、以下のようなベストプラクティスを実施していることが明らかになりました。

•アセスメントの活用:

ハイポテンシャル人材の強みと能力開発領域を特定するためにアセスメントを活用します。アセスメントは、あらゆる階層のリーダーの能力について、バイアスのない情報を得ることができます。さらに、隠れたリーダーシップ・ポテンシャルを発掘し、リーダーをより公平に評価し、パイプラインに多様性をもたせることにも役立ちます。

•能力開発の重要領域の特定:

個々人の強みと能力開発領域を把握するだけでなく、重要なリーダーシップ・コンピテンシーとアセスメント結果を比較し、能力開発が最も必要な領域を特定します。

•トレーニングの実施:

リーダーシップのベストプラクティスに基づくトレーニング・プログラムを提供し、能力開発領域を強化します。これは新たに習得したコンセプトを実際の職場の状況に適用することが含まれます。

•後継者プールの活用:

役職に空席があった際に、後継者プールを利用して、昇進に向けたコーチングとメンタリングを提供します。これにより、、次期リーダーがその役割に備えることができます。

•継続的なモニタリングとフィードバック:

昇進後も能力開発に関する話し合いを行い、後継者計画の健全性を継続的に監視します。潜在的な改善領域を特定し、後継者計画が不適切な結果を引き起こしていないか確認します。

これらのプラクティスを組織のリーダーシップ開発戦略に組み込むことで、組織は健全なリーダーシップ・パイプラインを構築し、将来の成功に備えることができます。後継者計画のプロセスは、次の機会に挑む即戦力となるリーダーの供給体制を強化し、不確実性の高い市場で成功するための盤石な基盤を構築するのに役立ちます。

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4.会社概要

会社名:株式会社マネジメントサービスセンター
創業:1966(昭和41)年9月
資本金:1億円
事業内容:人材開発コンサルティング・人材アセスメント

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