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個人詩誌『Obscurity』Vol.4発行後のこと

noteの更新、久しぶりになってしまいました。8月末に個人詩誌の第4号を発行し、その後、少しずつではありますが反響をいただいています。お取り扱いいただいてるお店で購入し読んでくださった方、私の個人BASEで購入して読んでくださった方もいてくださり、嬉しい思いでいます。そんな中で2件ほどさらに嬉しい出来事がありました。『詩と思想』10月号、『現代詩手帖』11月号のそれぞれの詩誌月評にて私の詩誌を紹介していただいたのです。

『詩と思想』の評者は白島真さん。毎号たくさんの詩誌を読まれ、日本で発行しているすべての詩誌に目を向けたい、という気持ちが表れていてその姿勢については素晴らしいと敬服の念を抱いています。また、詩作をされている方々への視線がとてもやさしいものだと感じられました。今回はSNSを活用した詩作活動について丁寧な分析がされていました。私はSNSを活用できてるところまではいけてないと思いますが、優れた作品を発表する詩人の方々と一緒の紙面に詩誌をご紹介いただけたことは励みになりました。白島さん、ありがとうございました。

『現代詩手帖』11月号の詩誌月評は中島悦子さんがご担当されています。『現代詩手帖』の詩誌月評については本当に予想外で、取り上げられることはないかなぁ・・・と思っていたので、書店でみかけたときはびっくりしてしまいました。2017年の第1号を発行した際に、当時の評者であった藤原安紀子さんに取り上げていただいたことがあり、その時も心臓がとまるくらいびっくりしたのですが。今回は第4号ということもあり、自身の環境や詩の書き方にも変化がでたのもあったせいか、第1号の時とはまた違う感慨深い思いがめぐりました。また、中島悦子さんの評がとてもとても嬉しくて、ああ、自分の詩をそのように受け止めてくださる人がいたんだ、と、ちょっと涙ぐんでしまったのです。とくに引いてくださった作品「早朝」については私自身も好きな作品だったので殊更胸がジーンとしてしまったのです。

自分にとって良い評価がいつももらえる訳ではないことをやっていますので、あまり一喜一憂しすぎるのもよくないな、と常々思っているのですが、やはり自分の作品に目を向けてもらったことに対しては、「ずっと書いていけばいいんだよ」という背中を押してもらった気分になれるんですよね。なので、これからも地道に少しずつでも前に進められるように書いていきたいと思います。

新型コロナ禍で今年は違う生活様式で過ごさなければならない日が続いていますが、しんどい局面の時には「詩」をはじめとした好きなことがずっと私を支えてくれています。新型コロナウィルスに振り回される日々が収束に向かうのはまだ先ようですが、好きなこと、好きなものと過ごすことでなんとか切り抜けて生き延びたいと思います。詩も自分のペースで書きつづけていきます。

以上、近況報告でした。

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