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安曇野:現地の視察へ10/23(土)vol.2 「くらとま」ペンションメープルリーフ&風ゆら

はい、安曇野現地視察の旅、初日の後半です。

「くらとまー安曇野で暮らすように泊まる」という企画を見つけて、ここで宿を予約しました。今回は穂高温泉郷にあるペンションメープルリーフさんに泊まって、タクシーで街へ出て夕食を食べるというプランで、あれこれ悩んで「あずみ野ごはん風ゆら」さんを予約。

メープルリーフさんは、38年前に神奈川県から移住してご家族でペンション経営をされているそうで、ふたつの浴室で温泉に入れるのが魅力の居心地の良いお宿でした。私たちが夜も朝もにぎやかにしゃべっているので「楽しそうですね」と笑って、安曇野への移住と創業計画を聞いてくださり、応援してくれて、嬉しくなりました。ぜひまた泊まりたいと思います。

夕食を食べに行った「風ゆら」さんは、16年前から営業されているそうです。明科という地域にあります。2500円のコースで、次々とお料理が出てくるので、おいしいのにお腹いっぱいで全部食べられずに残念でした。(この写真はまだ前菜です。この後、茶わん蒸し、豆腐ときのこの煮物、焼き魚、蕗みそのおにぎり、具沢山のお味噌汁、デザートにコーヒーゼリー)

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宿と食事の往復はタクシーに乗ったのですが、20分ほどの片道に5000円以上かかるのでびっくり。しかも行きの運転手さん(見た目は高齢の男性)は、行き先を告げると「そんな店知らない」と。住所を言っても「そちらで道案内して」とのお言葉。グーグル検索のナビで、なぜか住宅街の細道を通る羽目になり、「これなら自分が知っている大通りを通った方が良かった」とのたまうほど。お店の前に到着したら、「Uターンが難しそうだからここで降りてもらえる?」と。なんとなく残念な気分で降りました。

ところが、帰りの運転手さんは若め(30代くらい)の男性で、言葉も物腰も丁寧だし、地元のことを尋ねたらいろいろ教えてくれる。松本で走っていたけれど、「コロナ禍」不況で安曇野に移動になったとのこと。飲みに行くと言えば松本市街だったけれど、それがなくなってお客さんが激減したそうです。途中でコンビニに寄ってもらって、買い物までしたのに、到着の運賃は行きより安かったという。
この違いは何だろう? 年代? 性格・人柄? あるいは運転経験か。

今回の安曇野訪問で、いろんな人に会いましたが、ほとんどみなさん好意的で素敵な方々ばかりでした。そこで感じたのは、安曇野の魅力を語ってくれるのはたいてい移住者で、「何にもないところ」というような表現で、多くを語らないのは、地元出身の方が多いという印象です。これは、ほかの地方でも同様かもしれません。ずっとその地域に住んでいると、当たり前になっていて特別注目を引かないようなことが、よそ者には素晴らしく新鮮に映るのかもしれません。だから、地域おこしには「よそ者とばか者」が必要だと言われるのですね。当たり前の日常を「違う眼鏡」をかけて見ることができるからでしょうね。

満腹で眠くなりながらも、ペンションのロビーでさらにビールとワインを飲みながら、あれやこれやとおしゃべりしたのは、本当に楽しかった。大したことのない話題でも、胸をひらいて話ができる仲間がいることが、本当に嬉しいと思いました。「なんかおもしろそう!」という好奇心を保って年を重ねていることが、ポイントです。常識や当たり前を疑い、自身の内面を深く見つめて、社会の当事者であることを大事にしている、そんなところが共通点です。

地球は平面だというフラットアース説や、爬虫類人種の存在、地球全体のアセンションの話までできるとは、私には想定外のことでしたが、「頭がおかしい人」ではなく「なんかおもしろいね」と受け止めてくれるからですね。

真夜中には解散しました。おやすみなさい。
また翌日のことに続きます。

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