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努力の否定の否定

ちかごろは地道な努力なんかもうすっかり古いものになってしまったようだ。

若い人たちと話すと、コツコツ努力するような行為をよく拒否する。私が教師として仕事しているから余計そう感じるのかもしれないが・・・

と思ったら、趣味のスケボーにおいても、ほとんどの人はサクッとカッコいい技だけ習得したいようだった。

SNS文化は大きく影響していると思う。彼らはたいてい、10秒以内に成立する技に何度も何度もチャレンジする。15分以上ボードに乗ったままの人を見たことがない。


ノートを取らない生徒も多い気がする。そのうち2名は、記憶力がとっても優れている。だから、ノートに書かなくても、習得したことをほとんど再現できる。すごい。

でも、記憶力が弱い人たちまで同じようなやり方で勉強してしまう。どこかのインフルエンサーが「ノートって意味あるんですか?」「宿題っていう概念にこだわってるって、日本人だけなんですよ」なんて言う動画があるんだろうね。


どの分野においても、そう勉強でもスポーツでも、たぶんえ絵を描くことにおいても、地味な作業の繰り返しは必要になる・・・と思う。

最速で、一瞬で、1日で、自分のクオリティを上げる方法なんてない。