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新時代のラウド&ヘヴィ・ミュージックの祭典「NEX_FEST」に参戦&花冷え。にノックアウト!

幕張メッセで2023年11月3日に開催されたフェス「NEX_FEST」に参戦した。出場したアーティストは全12組。「BRING ME THE HORIZONがキューレトするフェス」という売り文句に違わぬ顔ぶれであった。

会場内に設置されたタイムテーブル

会場に足を踏み入れてまず感じたのは客層の多様さである。「LOUD PARK」や「DOWNLOAD FESTIVAL JAPAN」に比べてはるかに若い世代が多く,また女性の姿もそれらのフェスより断然多かったと思う。その様子を見て,誤解を恐れずに言うと,日本で「LOUD PARK」が消滅してしまい,その後今回の「NEX_FEST」が大成功を収めた理由が分かった気がした。日本のメタル市場には圧倒的に若者がいないのだ。

手前が入場列。奥が物販。
いざ入場

意図した・しないにかかわらず,中年以上の男性という一部の客層にフォーカスしたフェスがいつまでも繁栄するわけがない。若い世代の活力は必要だし,女性による支持も不可欠だ。その意味で今回の「NEX_FESTには,ロックやメタルという些細なジャンル分けの垣根を超えた,日本における「ラウドな音楽フェスティバル」の明るい未来を感じさせてくれるものだったように思う。

そのようなことを感じつつ,私がフルにステージを見ることができたアーティストは計5組。花冷え。,I PREVAIL,YUNGBLUD,そしてBABYMETALとBRING ME THE HORIZONである。グッズ購入や昼食,体力回復を図るための休憩などでかなり絞られてしまった。

BABYMETALとBMTH以外はすべて初見のアーティストだったのだが,その中でも自分の好みに合って最も心を動かされたのは花冷え。だ。

その完成度の高さと攻撃性には度肝を抜かれた。何より扇動力の高さが尋常ではない。日本のポップカルチャーのイメージと,それとは真逆のラウドでアグレッシブな楽曲のコントラストが最高にクールだと感じた。独自の世界観と激しいサウンド,パフォーマンスを支える楽器隊の高度な演奏スキルも素晴らしかった。特にドラムの安定感が抜群だったと思う。何度でもライブを見たくなるし,海外で人気が出始めだというのもうなづける極上のパフォーマンスだった。

ユキナさんの超絶シャウトVoもインパクト大だったが,Gt&Voを務めるマツリさんのキュートな歌声も良かった。両者のバランスが絶妙で,その対比がそのままバンドの音楽性とビジュアルのギャップを象徴していたと思う。そして,これはまったくどうでもいいことなのだが,初めて花冷え。を目の当たりにした私の脳内では,ユキナさん=アグレッシブ烈子という等式が成り立っているのだった。

サウンドチェック。このあとメンバー自ら登場してチェックしていた。

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