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ビールと痛風

 知人男性に、ビールでも飲む? と誘ったら、

知人 「偽痛風なのに! 」

と叱られました。

う~ん。案外知られていないことかもしれませんが・・・
ビールで痛風や偽痛風になるには、相当な量を飲み続けないと難しいです。
その辺りは、下記の記事が詳しいのですが・・・

なお、痛風の原因とされるプリン体の含有量のデータは、下記のサイトにて。

ビールに含まれるプリン体   3.3~6.9mg/100mL
地ビールや醸造酒クラスで、やっと15~20ぐらいです。
以下、一般的な食料品(単位はmg/100g)
白米   25.9
蕎麦   75.9
小麦   25.8
もやし  44.7
納豆  113.9
豚肉  70.5~284.8
牛肉  74.2~219.8
鶏肉  119.7~312.2
魚類  100~200程度

痛風・尿酸財団HPより

mLとgという風に単位は違いますが、飲料は比重1ぐらいで考えることが可能なので、単位の差は気にしなくて良いと思います。
つまり、ビール1缶350mgの場合、肉350gと同じ数字で考えて大丈夫です。

そのため、ビール一缶の場合、24.15mgのプリン体になります。
肉350gの場合、一番少ないものでも246.75mg

実に10倍以上の差になるわけです。

今度は、100g単位で考えるとします。
肉100gプリン体70mgと考えて、ビールで70mgのプリン体を摂取するには、実に1リットルのビールを飲み干す必要があるわけです。

こう考えると、ビールで痛風というのは、なかなかに難しいのです。

まあ、酒の肴で肉や魚を大量摂取すれば・・・
しっかり痛風になりますが。(汗)

ということで、ビール党のみなさん。
それなりに飲んだところで、心配ありません。大丈夫です!
ただし、飲み過ぎはいけません。
あと、肴の選び方によっては・・・
プリン体の量が結構ヤバイことになりますので、そこんとこは要注意で。


しがないオッサンにサポートが頂けるとは、思ってはおりませんが、万が一、サポートして頂くようなことがあれば、研究用書籍の購入費に充当させて頂きます。