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吉野ケ里遺跡の発掘調査

 吉野ケ里遺跡の未発掘部分の発掘調査が始まりました。
今までは、日吉神社があって発掘できなかったのが、移動に伴い発掘可能になったのだそうです。
今回の発掘場所は遺跡の西側にあって、王族に関する墳丘墓の西に当たるそうです。
墳丘墓周辺であり、元神社だったということで、土地が荒らされていないこともあり、重大な発見があるのではないか?
と期待されている場所です。

吉野ケ里遺跡といえば、集落に防衛機構となる外堀があり、それが実に2.5キロメートルにわたって続くという規模の大きさがあります。
また、埋葬された人骨には矢じりが刺さっていたり、首が失われていたりと戦死を思わせるものもあり、この遺跡が戦争の時代に一大拠点として機能していたことがうかがわれます。

3世紀(西暦200年代)に最盛期を迎えたこの遺跡は、邪馬台国の時代と同時代でもあるため、発掘調査で出てくる遺物次第では邪馬台国論争に一石を投じることが出来るかもしれません。

約2年に渡る発掘調査。

本当に楽しみです。

しがないオッサンにサポートが頂けるとは、思ってはおりませんが、万が一、サポートして頂くようなことがあれば、研究用書籍の購入費に充当させて頂きます。