SHEに入ってやりたいこと気づけたから、卒業します
SHEに入会して半年。私の中でようやく腹落ちする目標をみつけたので、6月でSHEを卒業します。SHEに入って何かを成し遂げたわけではないし、WEBデザイナーになったわけでもない。でも、デザイナーやライターにならなくてもいいんだって思います。SHEは「自分らしく生きる」ためのスクール。そこで何を感じるか、何を学ぶかは人それぞれ。SHEは私にたくさん大切なことを教えてくれました。
転勤族だからキャリアをあきらめる?
「転勤族だけど、キャリアをあきらめたくない」「自分には何のスキルもない」「もう私に選択肢なんてない」
とにかく私はもがいて、悩み、苦しんでいました。
変わりたい。
転勤族として夫についていくと自分で決めたのにも関わらず、思うような働き方ができないことや収入が低い、選択肢がないという現実が本当につらかったです。
毎日同じ仕事の繰り返しで、私はこんなことがしたいんじゃない、ここにいても私のプラスにはならないと思ってユニクロを退職。
転職活動もうまくいかず、子どもたちとの時間も大切にしたかったから、ひとまず時間に融通がきく派遣で、近くの大学で勤務をすることにしました。
そこでは、ある意味ハラスメントなんじゃないかと思うほど仕事がありませんでした。お給料をもらっている以上、働かないといけない!と思い、まずはオフィスの汚れているところの掃除や、積極的に何かお手伝いできることはありませんか?と聞くも、今は大丈夫。と言われ、放置。たまに資料作成などの仕事が来るだけで、派遣会社に相談しても改善の傾向はありませんでした。
勤務中にもかかわらず、Twitterを眺める日々。これでもお給料がもらえているのなら、別にいいじゃないかって何度も思いました。でも、わざわざ保育料払って次女を保育園に預け、毎朝渋滞に巻き込まれながら出勤して、ただ座っているだけの仕事へ精神的なストレスがすごく、こんなところにいたら今まで働いてきた社会人としての経験が腐っていく感覚を覚えました。
私はもうやりがいを感じる仕事なんてできないんだろうなと思ったら、絶望しかありませんでした。
コーチングと出会う
とにかく変わりたい。場所を選ばず、どこに行っても働けるようになりたい。そう思いながら、いろいろと仕事を探しているとき、bosyuでコーチングセッション(おためし1回3000円)に偶然出会いました。今のこの不安や絶望が少しでも楽になればいいかなと思い、セッションを申し込みをしました。
「自分が何に痛みを感じているのか」「自分の大切にしている思いは何なのか」など深く深く掘り下げていただき、大粒の涙を流してコーチングを受けました。心の痛みが大きすぎて、なかなか話が前に進まないほど、どうやら私は重症だったようです。これがターニングポイントとなりました。
初めてwantを発見
コーチングで分かったのが「女性が自分らしく生きるお手伝いする仕事がしたい」という思いでした。
24歳で妊娠し結婚。私は20代の短いスパンで女性のライフイベントをいくつも経験しました。
ある夜、友人と居酒屋のカウンターで飲みながら会話した内容を今でも覚えています。
「最近、生理こないんだよね~」
友人が「えぇ~、ママになっちゃうの?」と言われ、まさかね!と冗談を言った翌日、不安になって検査薬を購入しました。
結果は陽性。
正直言うと、全くうれしくなかった。ひどく混乱し、正常な判断ができませんでした。これから仕事頑張っていこう!という矢先だったから。頭の中が一瞬でブラックアウトしたことが、昨日のことのように蘇ります。
女性の人生はライフイベントに左右されることは間違いありません。でも、それによって思ってもみないほうに進み、人生を楽しめなくなるなんて、そんな馬鹿な話あってたまるかと思います。ましてや、それが高校生や大学生だったとしたら?人生本当にこれからってときに、性被害などで人生を狂わされたら、結果的に幸せになっていたとしても、どれだけ不安で悔しい思いをするのだろか。想像しただけでも、胸が苦しくなります。
「自分らしく生きる」ということは「人生の手綱は自分で握る」ということだと思います。私がそうしたいと願い、もがいている張本人だけど、同じぐらい自分らしく生きたいと願う女性のお手伝いをしたいんだと、コーチングを通じて気づくことができました。
SNSでちょくちょく現れる”SHElikes”
偶然にも、何かのきっかけでSHE代表のえりさんをフォローしていました。そこでSHElikesという存在を知りました。最初は気になっていたけど、WEBデザイン、広報・PR、マーケティングなど、今の仕事にもなんの関係もないし、ましてや一回WEBデザインで挫折している私にとってはスクールのコンセプトは魅力的でも、学ぶ内容がピンときませんでした。
でも、偶然受けたコーチングのあと思い浮かんだのがSHEでした。
転勤族だから場所に縛られない働き方がしたいと思っていたこともあり、意を決して体験レッスンに参加しました。その時に知った「SHEの三つの約束」がもう自分に刺さりすぎて、「すごい!」とただただ感動していました。
何から始めればよいかわからず、とりあえず「まずは自分らしく生きたい女性に対して、情報発信でもいいからやってみようかな」と思い、月5プランで入会を決意。
ライターコースを最初やっていましたが、WEBデザインのほうを受講してみるとそちらのほうがおもしろく、デザインを中心に学びました。また、タイミングよくキャリアプランナーの募集があり、「生き方に悩む女性をお手伝いする仕事がしたい」と思っていた私には千載一遇のチャンスでした。
たった4か月で続々と願いが叶ったと思ったら……
SHEに入会して2か月後にはキャリアプランナーの仕事をし、女性の生き方に関わる仕事を始められ、4か月後にはWEBデザインではないですが、場所に縛られない働き方として、フルリモートの仕事に就くことができました。短期間でいろいろ実現してしまった感がすごい……
しかし、フルリモートという理想が叶った瞬間、WEBデザインを学ぶ意欲が一気になくなってしまいました。入会金も払ったし、学習をやらないと……いつしかWEBデザインの学習が完全にhave toになっていました。
落ち着いて考えて、私にとってWEBデザインはフルリモートで働くためのただの手段であって、今のwant toではないなとわかりました。
わたしのしたいこと、なんだっけ?
私が本当にしたいこと、なんだろう?と考えたとき、自分の中で二つのポイントがありました。
1、30代で専門性をつけたい
2、「自分らしく生きる女性のお手伝い」このwantの解像度を上げる
営業職や販売職に就いていたので「何もスキルがない」とずっと悩んでいました。でも、これから子どもたちが成長してまた仕事に集中できる時期が来た時におもいっきり仕事ができるよう、何か専門性をつけたいと考えていました。
そして、問題は二つ目。女性が自分らしく生きるお手伝いってなんだろうと考えたときに何か具体性に欠けるなと思っていました。
弁護士という存在
ネットサーフィンをしているときに、子どものいじめやSOSの相談にのる弁護士の存在を知り、食い入るようにその記事を読みました。
「弁護士」って裁判だけが仕事じゃないんだ…
私は、高校三年生の時に「もし世界が100人の村だったら」というテレビ番組でアフリカのカカオ農園の児童労働問題を知り、子どもの貧困問題などに興味がありました。それから時が流れ、自分自身が親になり、いじめや虐待、DVなど社会的立場が弱い女性や子どもの人権が脅かされる事件が他人事に思えなくなっていました。また、自分が妊娠で人生劇的に変わってしまった経験(結果的に今はすごく幸せですが)から、性被害にあった女性や子どもを少しでも助ける仕事がしたいと思っていると気づきました。
わたしの思う「自分らしく生きるお手伝い」はこれかもしれない。
法律という社会のルールを武器にすれば、一緒に解決していくことができるんじゃないか……
専門性や資格がないと踏み込んでいけないとわかった瞬間、弁護士を目指そうと決めました。
ということで、来月から司法試験の勉強を始めようと思います。
SHEで教えてもらったこと
”SHE is no one. だからこそ何にでもなれる”
「私なんて…」という言葉には盛大に×をつけましょう!
これは、私の大好きな言葉です。
結婚して、子どもがいて、転勤族で……
確かに私にはたくさんの制約があるかもしれないですが、心の奥底にあるwantに出会えたように思います。
きっとSHEと出会っていなかったら抱くことがなかった目標だろうし、もしかしたら半年前の私のように今もずっとキャリアについて、同じことを悩み続けていたかもしれないです。
あの時、おもいきってSHEに飛び込んだから今まったく違う景色を見ているし、自分を卑下することがなくなりました。
SHE is no one.
まだまだ私にも可能性が広がっていることを信じて、新しい道へ進んでいこうと思います。
SHEで出会えたシーメイトさん、もくもく会TAさん、運営の皆様。
ありがとうございました!
SHEのキャリアプランナーは引き続き務めさせていただこうと思います。デザイナーにならなくても、人生一歩踏み出せば本当に色々な世界が見えるということを伝えて、一人でも多くの女性の新しい一歩を踏み出すお手伝いができればいいなと思います。
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