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JFL第20節 松江シティ戦〜サンライズ出雲に乗れなかった人のために〜

JFL20節。松江シティー武蔵野シティ、誰が呼んだかシティダービー。
来年はきたろうさん呼ぼうぜ。シティつながりで。境港は鳥取だけどね。

本拠地松江ではなく、出雲開催ということでサンライズ出雲のチケットを握りしめてやってきました。しかし、試合前の時点でこの情報が。

まさかの運休。

折からの台風の影響でキャンセルとなりました。この影響で東京からの遠征者のうち数名が途方にくれたほか、選手も飛行機欠航で足止めだったそうな。

試合前なのに帰りの心配をする人々。

島根県立浜山公園は出雲大社からほど近い位置。一畑電車の浜山公園北口が最寄駅です。出雲大社にお参りしてからサッカー観戦できるなんてさすが天下のJFL。野球場、体育館もある大きな公園でした。出店もJFLにしてはなかなかの数。

この日はフエルアルバムでお馴染み、ナカバヤシのグループ会社島根ナカバヤシのマッチデー。スサノオマジックのスポンサーも掛け持つ有力企業。
他に島根の会社っていうと山陰合同銀行と三菱農機あたりかしら。インド資本が入ってるから正式には三菱マヒンドラ農機ね。

武蔵野はおなじみの4-4-2。前節から石原幸治に替えて小林大地が先発。
松江は3-2-4-1、前節からGKは守山健二に替えて今シーズン初出場の池藤聖仁を抜擢。DFは平林卓也から加藤秀典に変更し今治戦と同じ3バック布陣に戻す。
試合前なのに完全に浮き足立ってるよね。主に応援席が。

下位とは思えない松江に苦戦する武蔵野。

関東の台風接近が嘘のような青空で試合開始。屋根のあるスタンドでも暑い。試合は前半から松江ペース。暑い中でも運動量が非常に豊富で、ボールを保持されると簡単にバイタルまで運ばれてしまう。特に右サイドの馬場悠の動きが良く、右から崩されるシーンが数回。セットプレーでは完全にフリーで打たれ、小林大地が辛くも描き出して難を逃れるなど厳しい前半。

一方の攻撃では松江が5バック気味に引いて守ることもあり、なかなか打開策が見当たらずシュートまで持ち込めない。クールダウン休憩が挟まれるほどの暑さもあってか、水谷侑揮のシュート1本を除き大きなチャンスも無く前半は温存ムード。しかしそんな状況ながら先制したのは意外にも武蔵野。前半ATにコーナーキックを得ると寺島はるひがヘッドで決めて先制。キーパーの目の前も反応できず。いい時間帯に先制しそのままハーフタイムへ。これで武蔵野は3試合連続でセットプレーから得点を決めた。

  後半も松江ペース。後半も変わらずのハードワークを展開。すると61分に連続セットプレーを獲得。2度目のFKで競り合いのこぼれ球を宮内寛斗が右隅に決めて同点。宮内はチーム最多の8得点目。そのあとすぐに同じような展開から宮内が至近距離からシュートもこれはGK臼杵裕太がセーブ。

  同点にされた武蔵野は澤野康介に替えて田口光樹小林大地に替えて石原幸治を投入。一方の松江も80分過ぎに高畑智也宮内寛斗に替えFWの西村光司、中井栞吏を起用。お互い勝ち越しを狙いに攻撃のカードを切るものの流れを変えるには至らず同点のままゲームセット。

守備が安定すれば残留も見えてくる。

松江は上位チームとの引き分けでしたが、今日だけで言えばどちらが上位かわからない状態でした。松江からすると、「勝点を取りこぼした」と感じてもおかしくないと思います。残留争い中の流経大ドラゴンズが勝ったこともあり、再度最下位に転落。ただし、14位鈴鹿との勝ち点差は4に縮まりました。夏の新戦力、下村・加藤・馬場が揃ってスタメン出場と戦力の底上げに成功したのは大きいと思います。まだ残り10試合。失点を防いで勝点を拾うことができれば、結果はついてくるのではないでしょうか。

 逆に武蔵野は下位相手に辛くも引き分けといった感じ。今季初めて田口を早めの時間帯に起用しましたが、なかなかクロスが入らずシュートは1本のみ。同じく交代投入の石原もシュート0。全体でもシュート6本に終わりました。相手が身体を張って守るのもあり、枠内シュート自体が数本のみ。次の試合は守備の堅固な今治だけに、どうシュートまで持っていくかが課題になりそうです。

山陰のポテンシャルは想像以上に高い。

  それにつけてもサンライズ出雲に乗れなかったこと以外、完璧な遠征でした。地元鳥取を愛した写真家、植田正治写真美術館と日本一の庭園と名高い足立美術館。国宝になった松江城、そして出雲大社を観光。自然に目を向ければ宍道湖大山の眺めなど、どれも足を伸ばす価値のあるスポット。文化的な観光地が多く、大人が楽しめる旅行先という印象。トライアスリート的には皆生温泉もありますし。
  街のスケールは15〜20万人の鳥取、米子、松江が最大級と大きくはなく、東京・大阪からのアクセスもあまり良くない点はデメリットにも映ります。しかし、だからこそのとっておき感、神秘性を生み出しているようにも思えました。歴史・文化面で他にはない魅力と個性を持った地域だと思います。

来年こそはサンライズに乗りたい。

  帰りは泣く泣く特急と新幹線を乗り継ぎ帰宅。それでも東京へその日中には戻れず、途中で一泊することに。次こそはサンライズに乗りたい、そうやくも号に乗りながら思ったのであった。(381系に乗れたのは良かったけどね。置き換えの時期も迫ってますし。)

#JFL #武蔵野シティ #松江シティ #サッカー #出雲 #松江 #山陰 #コミュサカ







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