#12 福祉の現場のkintoneシステムイメージ(報告アプリ入力画面2)

前回は報告アプリの入力画面その1でした

今回はその続き

利用者名

カナ氏名フィールドに報告したい利用者様のカナ名を入力して取得を押せば、グレーになっているフィールドに全て自動で入力されます。

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これは『利用者マスタ』から情報を引っ張ってきているから…と思った方もいるかもしれません…が!

実はこれ、『利用者マスタ』からではなく『利用者カルテ』から情報を引っ張ってきてます。

何故かというと、ヘッダーにある「居宅介護事業所」「ケアマネージャー」「ケアマネコード」は『利用者マスタ』には無く『利用者カルテ』にしかない項目だからです。

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こういった具合に、現在のアプリにどんな情報を引っ張ってきたいかによって、何をマスタとするかを考えるのは非常に大事な考え方だと思ってます。

「ATTAZoo+」のルックアップ+プラグインを利用しても、アプリをまたいでの自動更新はできない

ここで注意点なのですが、

以前紹介した「ATTAZoo+」のルックアップ+プラグインを利用しても、アプリをまたいでの自動更新はできません。

ちょっとややこしい話になりますが、例えば「要介護度」

『利用者マスタ』と『利用者カルテ』はプラグインで自動更新の設定をしているので、Aさんの『利用者マスタ』の介護度を変えると、Aさんの『利用者カルテ』の介護度も自動で変わります。

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しかし!『利用者カルテ』をマスタにしているにもかかわらず、すでに『報告アプリ』に登録してあるAさんの介護度は変わりません!

利用者マスタ⇒利用者カルテ⇒報告アプリ

と連なるアプリ間で自動更新はできませんので注意が必要です。

自動更新

え?『報告アプリ』のフィールドは自動更新されなくていいの?と思われるかもしれませんが、報告の内容はその報告を入力した時点での「介護度」、「利用曜日」、「ケアマネ」で問題ない(というかその方が正しい情報となる)のでそのような設計にしました。

・どの情報を引っ張ってきたいかによってマスタとなるアプリを考える

・ただ、アプリを挟んで自動更新はできない

この2点は重要です。

利用者様に対する報告と業務報告は別物

さらに、利用者名ではもう一点。

報告には利用者にかかわる報告と業務報告がありますよね?

業務報告とは、例えば

・来週新しい職員が入職します

・忘年会の会場が決まりました

等です。

業務報告というチェックボックスを付けてもよかったのですが、必ず押し忘れが出ると思ったので、

利用者名のフィールドに名前が入力されてないものは自動的に業務報告

になるように設定しました。

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これは次回記載予定のアウトプットの項目で生きてきます。

内容記載

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ここは特にないですが、目安230文字となっているのは、ダラダラ長く報告を入力されると印刷した時に文字が小さくなるので、コンパクトにまとめて欲しいという思いで設けた文言です。

対応

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報告の内容だけでは無く、その内容に対して自分がどのように対応したかは現場の職員として非常に大事な視点ですのでこの項目を設けました。

頻出の対応については予めチェックボックスで項目の統一をはかりました。

休み

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休みの項目ですが、ここは日付がからむ項目全般を指します。

休みの項目にチェックだけでなく、いつ休むかはデイサービスにとって送迎がからむ重要な項目です。

また、振替や臨時利用の日付も把握しておかなければ、利用者様が利用できなくなってしまいます。

ここの項目は後で一覧にまとめて皆が把握できるようにします。

添付文書

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後は添付資料ですが、ここは例えば褥瘡や痣の写真を添付したり、薬情や情報提供書等を添付しておく項目になります。


報告に関するインプット画面は一通りこのような感じです。

この後報告の情報活用を紹介していきます。


余談ですが、私のnoteの事をツイッターで書いてくれている方がいました。

ほそぼそと書き続けてますが、読んでる方の存在がわかると嬉しいですね。
フォローしてくださる方も、スキしてくれる方も
皆様ありがとうございます。
更新はまばらですが頑張ります。
概要が終わったら、いよいよ実際のアプリ作成の手順に入る予定です。

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