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【旅行記】修善寺温泉 ~大河ドラマに世界遺産も~

いつもお読み頂きありがとうございます!

欧州の急転するシビアな状況、、心配です。
どこかで戦争が進行しているというのは、心がどんよりと沈んだままの気分になってしまいます。

とにもかくにも、少しでも早い事態の収束を切に願います。。

さて、話は大きく変わってしまいますが、先日、伊豆にプチ旅行に行きました。その様子を旅行記の形でまとめたいと思います。

自転車旅行以外で私が訪れた場所の見所を都道府県、地域等に分けて紹介しています。是非お楽しみください。
マガジンにまとめています。詳しい説明はこちら

* * *

今月は私の誕生月ということもあり、近場で家族旅行(ドライブ旅行)を企画。

行先は、私の趣味を尊重してもらい、大河ドラマで盛り上がっている伊豆へ。宿は前々から行きたかった修善寺温泉です。

今回の舞台(静岡)

河津

2月の伊豆と言えば、河津桜。

今回の旅行、ばっちりタイミング合ったなぁと思い、河津桜の里、河津町の桜まつりに行ってきました。

ちなみに河津桜というのは、

河津桜は2月上旬から開花しはじめる早咲きの桜で、1955年に河津町で発見されました。伊豆の温暖な気候と早咲きの特色を生かし、約1ヶ月を経て満開になります。

https://www.kawazu-onsen.com/sakura/

という桜です。

普通の桜よりピンク色の濃い大輪の花を咲かせます。

で、私が訪れたのは2/13だったのですが、結論から言うとほとんど咲いてませんでした。。今年は寒いから遅れていたのか、、見誤りました。。

満開になれば絶景であるはずの河津川沿い

ただ、一本だけ、河津桜の原木がなんとか2分咲きでした。
桜の撮れ高を一応確保出来て一安心。。

河津桜の原木

この原木は、1955年に河津町に住む飯田さんという方が雑草の中で1mほどの桜の木を偶然発見したそうです。それを庭先に植えたところ、後々新種の桜であったことが判明したというストーリーがあります。

美しい咲きぶりから増殖されていき、いまや全国の多くの場所で見られる桜となりました。まさに桜の出世物語ですね。

雨も滴るいい桜

次回はちゃんと下調べして満開の時に行きたいですね。。

修善寺温泉

伊豆と言えば、多くの温泉地があります。その中でも最も歴史が古いのが修善寺温泉です。平安時代の開湯だそうです。

そんな歴史のある温泉地、私が行ってみたくない訳がありません。

そして、修善寺温泉には有形登録文化財の宿があります。

今回、奮発してこちらに宿泊。文化財好きの私にとって文化財に泊まれるというのは本当に心が躍ります。

新井旅館 月の棟(登録有形文化財)
桂川沿いの部屋
冬の庭を望むテラス

雰囲気ありますね~。

明治の創業で、その後、大正、昭和と増築が重ねており、それぞれの建屋に独特の趣があります。多くの文人墨客にも愛されてきたのだとか。

新井旅館 青州楼(登録有形文化財)

文化財登録されている現役の宿って、全国でもそんなに多くないらしいです。色々巡って制覇してみたくなってしまいます。

さて、辺りを散策した写真も載せます。

修禅寺です。修善寺温泉の名前の由来になったお寺なんだそうですが、「善」の字が違うんですね。

修禅寺

ここは、鎌倉幕府二代将軍が幽閉、殺害された場所です。
*ただし、建屋は明治時代の再建

今年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」でも、今後舞台になるんでしょうね。
楽しみです。

気持ちのいい竹林もありました。

桂川沿いの竹林

心が洗われます。

韮山

伊豆は、前述の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」ゆかりの地です。物語の主人公、北條義時は伊豆の国市の韮山近辺が出自。

ということで行ってきました!大河ドラマ館!
盛り上がってますね~。

韮山駅の近く、大河ドラマ館

大河ドラマ、今年は三谷幸喜脚本ということで、ばっちり見ています。

とても面白いものの、あのコミカルな調子で鎌倉幕府成立後のドロドロ権力争いを描き切れるのか、非常に注目してます。

大河ドラマ館では撮影の裏話等を色々と知ることが出来て大満足。
今後より物語を楽しめそうです。

ちなみに、「鎌倉殿の13人」のオープンセットは伊豆の国市に組まれているそうです。地元のヒーローの物語を地元で撮影してるっていうのは伊豆の方々にとっても嬉しいでしょうね。

韮山には、更に大きな観光資源があります。
世界遺産、韮山反射炉です。

韮山反射炉(世界遺産)

「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の構成遺産の1つです。幕末に作られた製鉄施設で、これで大砲を造ったそうです。

反射炉という方式で実際に鋳鉄の溶解が行われた遺構は、世界で唯一ここだけなんだそうです。国指定の史跡近代化産業遺産にもなってます。

煙突効果により高温になった炉内で溶けた鉄がこの穴から出てくる

ただ、ここで造られた大砲は、時代の流れもあり、結局あまり活躍しなかったそうです。

それでも様々な人の思いが詰まった施設であることは違いないので見学しながらジーンとしました。

この反射炉を建設するのに尽力したお代官様の屋敷も残っています。

江川邸 表門(重要文化財

上の写真、奥の主屋(こちらも重要文化財)は修繕中のため覆いがかぶさってました!残念!

主屋の内部は見学できました。木組みの屋根裏が迫力あります。

複雑に組み上げられた屋根裏

ちょっと時間が足りず、トータルで7棟の重文建造物あったのですが、全ては堪能できませんでした泣

* * *

たった、1泊2日の旅行だったのですが、色々と見どころを組み合わせて濃い旅程だったと思います。満足満足!

以上です!

最後までお読み頂き、感謝です!
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それでは!

*カバー写真:河津桜(静岡)【2022年】

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