【自転車旅行記】2011年初秋 岩手・秋田 ~八幡平・玉川温泉など~(9/17~9/19)
いつもお読み頂きありがとうございます!
先日結婚して5年目を迎えました。
時間が経つのは早いです。
家族がいることが当たり前になってしまってきてますが、家族でいてくれることにちゃんと感謝していきたいと思います。
さて、本日も自転車旅行記を書きます!
* * *
憧れの八幡平。しかしずっと雨でした。。よって、超ハードな行程に。。
基本情報
期間:2011年9/17~9/19
距離:134.8km
獲得標高:3,024m
コース概要:好摩ー八幡平ー玉川温泉ー田沢湖(岩手・秋田)
形式・人数:グループ旅行(4人)
コース全体:
詳細コース:
*記憶をもとに作成。実際に走行したルートと完全には一致していません。
9/17 好摩ー八幡平
行程:(輪行)ー好摩ー八幡平(後生掛温泉)
宿泊地:後生掛温泉
奥羽山脈を横切る絶景チャリ旅ルートは数多くありますが、八幡平はその中でも最高であるという話をよく聞いていたので、旅を計画しました。
期待に胸膨らませながら、東北新幹線で輪行して出発地(好摩駅)まで向かいます。
今回の旅チャリです。
出発後しばらくして、雲行きが怪しくなり、ポツリポツリと雨が。。
この日は八幡平アスピーテラインという道をずっと登っていくので、雨中の登坂はダルいなぁ〜と思っていると徐々に雨が強くなってきました。
こういう時、覚悟決めなくてはなりません。厳しい道中になるなと。。
早速登りに入ります。
なかなかにきつかったです。黙々と登ります。
途中、松尾鉱山跡が見えます。
硫黄が産出されていたそうですが、1972年に閉山されたとのことです。写真はそこで働く人の住居アパート跡です。
山中の開けた平原に突如現れる廃墟群が非常に面白い風景でした。廃墟マニアにはたまらないスポットになっているようです。
かつてはこの鉱山付近で1万人以上の人が暮らしていたそうです。鉱山跡というのは街の栄枯衰退をわかりやすく伝えてくれるものですね。
さて、八幡平ですが、やはり雰囲気最高です。
見渡す限り穏やかな山肌です。辺りは十和田八幡平国立公園のエリアです。
八幡平は日本百名山の1つでもある由緒ある山なのですが、「平」と付く通り、非常に稜線が緩やかで平らな山です。上の写真からもその感じがわかるかと思います。
とは言いつつも、山は山なのでそこを横切る八幡平アスピーテラインの勾配はかなりきついです。
それでも素晴らしい景色を眺めながら走れるので控えめに言って最高です。(雨さえなければ。。)
八幡平は火山帯で、多くの火口湖があります。湖沼が点々とある様も素敵です。
ただ、雨足がどんどん強まるばかりで、この日は黙々と登り、一旦峠を越えてキャンプ場に向かいます。
で、キャンプするのも辛い感じだったので宿に泊まることにしました。
当たり前のことですが、飯が勝手に出てくるってのは宿泊最大の嬉しさポイントです。品数が多くて美味しかったです。
宿泊した後生掛温泉ですが、強大な大地パワーを司るいい温泉宿でした。
さまざまな温泉の楽しみ方が用意されていて、まさに温泉のデパートです。身体によく効くので、特に湯治客に人気のようです。
自分達も、湯治用のオンドルという宿泊棟に泊まりました。
地熱がいい感じに出ている岩のうえに建屋があり、そのおかげでいい感じに暖かいという不思議な空間でした。
ずーっと軽い岩盤浴ができているような状況ですから、翌日目を覚ました時、ものすごいスッキリとしたのを覚えてます(ただしとても喉が渇く)。
9/18 八幡平
行程:後生掛温泉ー八幡平山頂ー後生掛温泉
宿泊地:大沼キャンプ場(風呂:ふけの湯)
この日も雨。。
後生掛温泉付近には自然探勝路があり、朝一そちらを散歩します。
温泉やら何やらが噴出する地獄地帯が見所です。
雨の中でも、楽しもうと思えば何でも楽しいのです。
要は気持ちの問題ですよね!
って、言い聞かせながら歩いてました。
大湯沼という不思議な色の温泉の池があります。水温は80℃以上あるそうで、何よりも美しい水の色が印象的。
朝散歩を終えて、この日は昨日一度越えた見返峠(1541m)に戻って、そこから八幡平の頂上を目指すことにしました。
ということは、登ります。連日の雨中の峠攻めは、なかなかの修行っぷり。。
見返峠のレストハウスに自転車を置いて遊歩道を歩いて頂上を目指します。
途中、雨足がかなり強くなり、途中の展望台の写真が歪みまくります。
八幡平の頂上はレストハウスから30分程で着きます。しかも、綺麗に道が整備されている上に傾斜もキツくない(というか平坦)ので、おそらく日本百名山の中で最も楽な登山道だと思います
頂上に向かう道すがらにも美しい湖沼が点在してます。
きました!八幡平の頂上です!
眺望は全く楽しめませんでした。。またいつかリベンジしてやる。。
湖沼の周りの高山植物もいい感じです。
雨中の八幡平観光を経て、すっかり身体が冷えてしまいました。
本日も温泉に向かいます。
八幡平にポツンと佇む、秘湯ふけの湯です。
何がいいって野天風呂です。
その名の通り、開放感MAXの野趣満点なお風呂です。
荒涼とした山肌にフルオープンの湯船。。最高のロケーションです。
ここでもやっぱり雨に打たれながらの入浴でしたが、本当にお湯が最高でした。
内湯も素朴な感じがしてとても雰囲気が良かったです。
洗い場が貯め湯(たぶん温泉)を桶ですくってシャワー代わりにする方式で、何だか贅沢な気分になります。
このふけの湯、総合的にかなり満点(私基準)に近い温泉でした。
いつかマイカー旅行でも来たいと思わされました。
さて、後生掛温泉に舞い戻り、せっかくキャンプ道具を背負ってきたということもあり、この日は雨だろうがキャンプをしようということになりました。
はい、もちろんキャンプ飯も作ります。
雨は夜も止むことはありませんでした。。
あらゆる荷物や衣類が湿りつつあるのを感じながら寝床につきました。
9/19 八幡平ー田沢湖
行程:八幡平(後生掛温泉)ー玉川温泉ー田沢湖ー(輪行)
この日も雨です。
もう晴れ間を眺められることに対して諦めがつきました笑。
また出発前にキャンプ場の周りを少し散策します。
遊歩道がしっかりあって湿原を楽しめます。さすが国立公園。
この辺りは紅葉の時期、とても美しいそうです。
さて、この日は八幡平を離れ、田沢湖方面に向かいます。
途中、こちらも強烈な泉質で知られる玉川温泉に寄ります。
ここも十和田八幡平国立公園のエリアです。
で、やっぱり大地パワーを存分に感じられます。
そこら中で煙が立ち上がってたり、温泉が吹き出してたりします。
あとは岩盤浴ですね。湯治の方がたくさんいます。
実はこの玉川温泉、過去の自転車旅行でも訪れてます。
その時は温泉にちゃんと入れなかったので、今回は日帰り湯でお湯を楽しみました。
超お湯が強いので、日焼け跡やちょっとした傷口があると滲みてきます。。
全身が殺菌されているような気になってきます。
それでも、ビリビリとくる感じが最高のお風呂でした。
玉川温泉を離れ、田沢湖に向かってどんどん山を下っていきます。
ちょっと雨が弱まり始めました。
そして、目的地の田沢湖につきました。
ここで遂に雨があがりました。。長かった。。
田沢湖がとても穏やかだったのが印象に残ってます。
「終わりよければ全てよし」とまでは言い切れませんが、最後に雨の無い状態で綺麗な湖を見れたのでホッとしました。
この後、田沢湖駅から秋田新幹線で帰路につきました。
* * *
最近、しみじみとまたチャリ旅行きたいなぁとよく思います。。
(子供が生まれてからご無沙汰状態)
育児が落ち着くまで、楽しみは取っておきます。
以上
最後までお読み頂き、感謝です!
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それでは!
*カバー写真:後生掛温泉、大湯沼(秋田)
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