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【おすすめ見所】さらりと巡る東京の重要文化財建造物⑦ ~寺社仏閣編 Part2~

いつもお読み頂きありがとうございます!

文化の秋ということで(もう冬も間近になっちゃいましたが)、私が最近訪れた都内の重要文化財のまとめをしたいと思います。

今回は以前まとめた寺社仏閣編の第2弾です。

*都内の重要文化財、他にも公共施設編商業施設編住宅編大学編橋編を作成しています。

* * *

今回の舞台(東京都)


明治神宮

明治神宮は自分が結婚式を挙げた思い出の地です。
その後も、妻が妊娠した際の戌の日や七五三等でもしばしば訪れる我が家の心の拠り所になってます。恐らく、多くの人にとってもお気に入りスポットなのではないでしょうか。

そんな明治神宮、都内でも有数の重要文化財建築クラスターです。
2020年に境内の主な社殿36棟がまるっと重要文化財指定を受けています(棟数がありすぎるので、写真はその内のほんの一部になります)。

明治神宮南神門(重要文化財)【2022年】

明治神宮は、明治天皇の崩御をきっかけとして1920年に創建されています。ただ、戦時中に空襲を受け、一部社殿が焼失しています。従って、社殿群は創建時に建てられたものと戦後の1958年に再興されたものに分かれます。

例えば、上の写真の南神門は創建当初の建造ですが、下の写真の外拝殿は1958年の再興時の建造です。

明治神宮外拝殿(重要文化財)【2022年】

そういった建造年代の差はありつつも、明治神宮はそれを感じさせない社殿群の一体感があります。かなり厳密に意匠を統一したのだろうなと推察します。これによって生み出されている壮大な雰囲気こそ明治神宮の最大の魅力だと思います。都会の真ん中の突如現れる別次元感は唯一無二ですよね。

併せて、社殿を取り巻く深い森林も非常に明治神宮の世界観を際立たせます。

明治神宮の杜

ちなみに、明治神宮のさらに奥には宝物殿があり、そちらも重要文化財指定されてます。現在、色々あって中に入ることはできませんが、こちらもいつかじっくり見てみたいものです。

護国寺

昔、文京区に住んでいたことがありました。
文京区は「学校とお寺がやたらと多い」と言われていましたが、確かにそうでした。

で、文京区のお寺の中でも最も風格があるなぁと思ってたのが護国寺でした。音羽通りというやたらと雰囲気の良いまっすぐな道の突き当たりにそのお寺はあります。

こちらが護国寺の本堂。1697年の建立です。

護国寺本堂(重要文化財)【2022年】

東京のど真ん中で江戸時代の雰囲気そのままに在り続けているというのは、よくよく考えると奇跡的なことに思えてきます。

この日朝早く訪れたのですが、境内でラジオ体操がされてました。風格はありつつも地域に溶け込んでいる感じがまたグッドでした。

そして、境内にはもう1つ重要文化財の建造物があります。

護国寺月光院(重要文化財)【2022年】

1928年に滋賀県の三井寺から移築された客殿で、滋賀にある時は日光院と呼ばれていたそうですが、現在は月光院と呼ばれてます。太陽から月への転身の由縁がちょっと気になります。桃山時代の書院様式を基調とした構造が特徴だそうです。

鬼子母神堂

鬼子母神堂。

そもそもどう読むかって話ですよね。「きしもじんどう」と読みます。場所は池袋と目白の間くらいにあるお堂です。

雑司ヶ谷鬼子母神堂拝殿(重要文化財)【2022年】

どっしりとしつつも華やかさを感じる佇まいです。

鬼子母神は子授け、安産、子育ての神様です。
昔々、近くの井戸から鬼子母神像が掘り出され、それが安置されたのが由緒だそうです。拝殿は1700年、奥にある本殿は1664年の建立だそうです。

めちゃめちゃ大きいお堂なわけでもないですが、近づくにつれてグッと頭上に迫ってくる感じもあって俗界から切り離されていく感覚がありました。

お堂に近寄る【2022年】

境内は子供達の遊び場にもなっていて、地元に愛されているんだろうなと感じることができます。参道にはこじんまりとした商店街もあって良い雰囲気でした。

東京復活大聖堂

最後は、もはや寺社仏閣ではなく教会です。
祈りの場には違いないので取り上げちゃいます。

お茶の水に来るとよく目立ってるドーム屋根の建築が東京復活大聖堂です。ニコライ堂とも呼ばれてます。高層ビルに囲まれてしまっていますが、それでも十分すぎる存在感があります。

東京復活大聖堂(重要文化財)【2023年】

正教会というキリスト教の宗派の教会で1891年に建てられました。関東大震災で大きな損傷をしましたが、なんとか修復され、その後の戦禍も免れて今日の姿があります。

周囲を高層ビルに囲まれていて不思議な感じ【2023年】

特徴的なドーム屋根は35mあるそうです。本格的なビザンティン様式の教会建築でとにかく屋根の緑が美しいですよね。なんとなく東方の香りを感じます。

あとは装飾が可愛い感じで親しみが湧きます。
内部は見学もできまして、荘厳な雰囲気で圧倒されます。

素敵なエントランス。内部は撮影禁止でした【2023年】
キリスト様は日本語読めるらしい【2023年】

教会は寺社仏閣と比較して内部に入れて座席等がある場合が多く、ちょっとボーっとできるのが好きです。心が落ち着きますし、雰囲気をずっしりと感じられます。

* * *

寺社仏閣系の重要文化財は比較的たくさんあるので、また色々巡れれば第3弾も書けそうな気がしてます。次はどこに行ってみようかサーチしておきたいと思います。

以上

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それでは!

*カバー写真:明治神宮外拝殿(東京)【2022年】

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