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きょうのおえかきと映画の話

アニメ塗りがしたい。きれいなアニメ塗り。少しずつ、自分のものにしたい。

「アニメ塗り」とは、キャラクターイラストの色塗りスタイルの一種で、はっきりした色合いを境界明瞭に塗り分けていく手法です。アニメで動かすことを想定し、影は必要最小限に、細部のぼかしやグラデーションなどの手間のかかる工程も極力省略されており、全体として手数が少なく済むよう工夫されています。単純な塗り方ですが、巧みなアニメ塗りは、複雑な塗りに負けない魅力がある。デフォルメの魅力。

適切な量の線画、影、ハイライトを使いこなす技術は、決して易しいとは言えない。しっかり研究したい。


あらためて見ると影が本当に少ない。髪の裏の面、耳から顎、肘周辺、背負ったリュック周りくらい。これでいいんだ、という感じ。


シンプルな絵のほうがより分かりやすいかと思って「わたてん」から。


ところで今日は映画の話も。

青春ブタ野郎はなんとかかんとかっていう、ラノベ原作のアニメ作品がありまして、わりと長く続いていますのでタイトルだけならご存じの方も少なくないかと。実のところ私よりも妻のほうが楽しんでいる作品のひとつだったりするその「青ブタ」なのですが、テレビシリーズの続編にあたる映画が現在上映中でして、私もこの週末ようやく見てきたのでした。

妻は公開1週目に出かけて、「まあまあ」という感じで、そんなら私はどっちでもいっかと。行けたら行くけど、別に行けなかったら行けなかったでいいやという気持ちでいたところ、タイミングのよい上映時間などもありましたため、足を運んだ次第。

結果、想定外に泣かされて、こんなはずではと悔しい気持ちでいっぱいになりました。原作のラノベは読んでいて、話の筋は承知していたのに。おかしい。目頭が熱くなるくらいはあり得るかと思っていたのですが、序盤から思わずじわっと涙が出始めて、3回? 4回? くらいある見せ場で、その都度涙がぽろぽろぽろぽろ出てくるものだから、持ってたタオルで目を押さえるのもじきに面倒になり、涙の流れるがままにしておきました。

上の絵は入場特典のイラストの模写で、きれいな線画とアニメ塗りに惹かれて描いてみました。鉛筆で描いたあとに、ミリペンでペン入れ、青の色鉛筆で影をマークしています。こういう絵をぜひ自前で描いてみたいものだ。



そのままざっと色塗り。悪くない。マーカーで塗ってもいいかも。