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ひこぼしライン(BRT)が運行を開始しました~福岡県・大分県~

九州北部豪雨

地域に大きな被害をもたらした九州北部豪雨は2017(平成29)年7月。
九州北部豪雨で被災したJR日田彦山線は、添田駅から夜明駅の間が運転見合わせとなりました。
その後、JR九州からは、被害が広範に渡っていること、元々利用者数が少ない区間であることから、鉄道以外の手段で復旧する方法を検討する考えが示されました。
2020(令和2)年7月に、関係自治体とJR九州で添田駅から夜明駅間をBRTによる復旧とすることで合意し、同年の9月からは復旧工事が開始されました。
そして2023(令和5)年8月、BRTが運行を開始しました。

ひこぼしライン(BRT)

福岡県東峰村の棚田などを見に行ったのですが、駅などでBRTを見る機会があったので、そのときのご紹介です。

BRTとは

まず、BRTってなに?ということになると思いますが、国土交通省のサイトには以下のように書かれています。

BRT とは、走行空間、車両、運行管理等に様々な工夫を施すことにより、速達性、定時性、輸送力について、従来のバスよりも高度な性能を発揮し、他の交通機関との接続性を高めるなど利用者に高い利便性を提供する次世代のバスシステムです。

国土交通省ホームページより

岩屋駅などで地元の方と話をする機会がありました。

中乗り、前降りのバスで、乗り降りの仕方などで戸惑っていた様子でしたので、ちょっとお手伝いもさせてもらいました。
当初、東峰村として望んでいた鉄道での復旧ではありませんが、運行開始を喜んでいましたですが、今回訪れた際の、地元の方たちの嬉しそうな顔が印象的でした。

これからのこと

コロカ禍を経て、鉄道事業者の経営最寄り厳しさを増したためか、鉄道のあり方等の協議が各地で行われています。

BRTを含めたバスへの転換が落としどころとして議論されることが多いように感じますが、廃線となった鉄道は地図から消えてしまいます。
大体交通としてのバス路線は、乗客の減少が止まらない事例が報告されています。

わたしは専門家ではないので、詳細はわからないことばかりですが、少なくともわかっていることは、鉄道であれ、バスであれ、利用しない路線はやがてなくなるということ。
無くなった路線が復活することは極めて稀な出来事です。
利用しましょう。
鉄道、バスがあるうちに。

では。

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