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ワイヤレスヘッドセット交換

 昨年の春にAfterShockz Aeropexを購入して以来,オンラインの会議や授業で愛用してきた。このワイヤレスヘッドセットは,耳介の前方に振動部を当てて,骨伝導で音声を聴かせる仕組みになっている。耳を塞がないので,騒々しい場所で使うには向かないが,静かな場所でなら閉塞感なしに使えるのがよい。音漏れはあるが,私はもっぱらオフィスワークで使うので特に問題にはならない。
 こいつが,このところ不調だった。
 電源を入れたとき,Bluetooth接続したときなどに,このヘッドセットは合図の音を出したりしゃべったりする。先日,授業動画の収録で使っている最中に,突然「ミュートします」と言ったかと思うと,マイクがいっさい音を拾わなくなった。電源を入れ直しても,Bluetoothのペアリングをし直しても直らない。仕方なく,授業の続きはヘッドセットなしで,ノートパソコンに直接しゃべりかける形で収録した。
 そのしばらく前にも,会議中に突然音声が入らなくなってしまったことがあった。このときは「ミュートします」という音声には気づかなかったが,もしかしたら出ていたのかもしれない。
 そのほかにも,デスクトップのパソコンに接続して使っているときに,なぜか近くにあるノートパソコン(こちらにもペアリングして使うことがあるがスリープ状態になっている)にBluetoothがつながったり切れたりするらしく,「Bluetoothに接続しました」という案内音声が数秒おきに延々と繰り返されるという症状が数か月前から出ていた。こちらはいったん電源を切ってデスクトップの方にペアリングし直すと止まることもあった。
 さらに最近では,授業を収録しているときにいきなり大きな「ポーン,ポーン」という音がやはり数秒ごとに繰り返されるようになった。この音は,多分Bluetooth接続中の相手の機器(この場合はパソコン)と距離が離れたときに鳴る警告音のようなものだと思うのだが,それが,パソコンのど真ん前に陣取っているというのに執拗に鳴り続けるのだ。これも,いったん電源を切ってペアリングをし直すとおさまるときもあったが,接続が復活した途端にまた鳴り出すこともあって,なんとも困っていた。
 AfterShokzのホームページのサポートページから故障・修理の問い合わせメールを送ってみたら,製品を送れという返事がすぐに返ってきた。
 この問い合わせメールのフォームがまた,製品番号だの購入日だの購入店舗だの保証書の画像だのを詳細に入力しないと送ることができないようになっていて,その情報を探し出すのに結構苦労した。おそらく中古転売品などの保証外となる条件の確認のためで,やむをえないのだろうとは思ったが,ちょっと面倒だった。
 それはそうと,サポートからの返信があったので,翌日,某運送会社の営業所から宅配便で送付した。送り先はAfterShokzの代理店フォーカルポイントだ。2日後の配達だと言われた。
 そして,発送してから5日後の午前に,交換品が宅配便で届いた。11月22日の夜に問い合わせのメールを送って,28日朝には交換品が届いたのだから,まあ,この手のやりとりとしては最速に近いと言ってよい。2年という保証期間の長さもありがたい。
 授業動画の収録やオンライン会議の予定があまり入っていなかったので,交換を待つ間ヘッドセットがないことの影響は最小限で済んだ。

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